奇抜な格好や突拍子もない言動をすることから“NMB48の最終兵器”と呼ばれている木下。それでも今回の番組で見せた虫を食べる姿にはファンも驚いたようで、ネット上には「虫好きアピールとかw」「木下とはいえさすがにビビった」などの声が寄せられている。以前から彼女はGoogle+の中で蛇の肉を食べる姿などを公開しているため、熱心なファンにとっては当たり前の光景だったかもしれないが、多くの視聴者にとって10代のアイドルが嬉々として虫を食べる様子は刺激的だったことだろう。
「木下といえば、その濃いキャラクターのせいか、テレビに出るたびに何かと話題になります。たとえば昨年11月放送の歌番組『ベストアーティスト2014』(日本テレビ)では、NMB48が楽曲を披露している途中でいきなりカメラの前に歩み寄り、舌を出しながら寄り目をするという変顔を見せ、ネット上では『放送事故だろ』『やりすぎ』といったコメントが上がっています。ただ、こうした行動は大所帯のグループの中で、ひとりよがりにも思えるものですがメンバー間での評判は上々のようです。
特に総監督の高橋みなみ(23)は木下のことを可愛がっていることで有名。今年の初めには木下主催のグルメツアーというファンとの交流イベントがあったのですが、高橋はそこに一般応募しているほどです。実際参加するには至らなかったようですが、木下への愛情を感じるエピソードだと思いますね。ラジオ番組などで、ほかのメンバーに対して『可愛くない』などと平気で毒舌を吐く木下ですが、それでも常に周囲には笑いが起こっています。ぶっ飛んだキャラですが同時に愛されてもいるのでしょう」(芸能関係者)
昨年の秋にはスカパーの特別企画としてNMB48のショートムービーを手がけるなど、多彩な一面を見せる木下。そんな彼女を『ダウンタウンDX』では個性派アイドルと紹介していたが、それはアーティスト色が強いと言い換えることもできるだろう。異端児などと呼ばれることもある木下はアイドルという枠を超えた個性の持ち主といえそうだ。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
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