世界最大級の出会い系・婚活サービスの調査で「絵文字はセックスへの近道」と判明!

0212emoji_fla.jpg※イメージ画像:Thinkstockより

 メールにおいて、「絵文字を使用する人の方がそうでない人よりもセックスの頻度が高い」ということが、世界最大級の出会い系・婚活サービスの「Match.com(マッチ・ドットコム)」の調査により判明した。

 アメリカにおける「絵文字」とは、あの黄色くて丸い顔のイラストである。喜怒哀楽を表すものやキス、ハート目など種類は様々あり、メールの他チャットなどで頻繁に使用されるものだ。

 調査の対象となったのは、アメリカに住む5675人の独身者。彼らに対して行ったいくつかの質問項目によるアンケートの結果、2014年にセックスをした人の割合は、絵文字を使用した人が54%であるのに対し、不使用者は31%。デートにおいてはその差がより顕著で、使用者のデートの頻度は不使用者の2倍にもなった。

 今回の調査に協力したニュージャージー州ラトガース大学の生物人類学者、ヘレン・フィッシャー教授は、イギリスのタブロイド「ミラー」紙のウェブ版に対し、「本来、文字だけの情報では伝わらない口調や表情といったものを絵文字によって補える」からであると、その理由を説明。

 人のコミュニケーションにおいて一番信頼が得られるのは直接会うことだが、メールの場合、対面した時のように相手の表情や口調を読み取るのは不可能だ。絵文字によって情報を付加することで、相手への理解や信頼が高まるということなのだろうか。
 この点はアンケート結果にも見てとれる。絵文字使用者に対する「なぜ絵文字が好きなのか?」という質問に対し、「パーソナリティが分かるから」「感情を伝えやすいから」「便利だから」という3つの答えの選択肢の中、男女共に半数以上が「パーソナリティが分かるから」を選択。

 ただ便利だからではなく、絵文字の表情から相手の表情を想像し、人間像をも描いていることが窺える。

 また、Match.comはご丁寧にも、絵文字の段階的な使用頻度と、月に1回でもセックスしたか、を掛け合わせたグラフを作成。それによると、絵文字の使用頻度のマックスである「すべてのメールに複数の絵文字を入れる」を選択した男性の、なんと64%が、1年の中で最低月に1回はセックスしていたのだ(女性は46%)。

 その次に頻度の多い「絵文字は使うけど、すべてのメールには入れない」を選択した男性の場合は43%、「絵文字はほとんど使わない」は36%、「まったく使わない」に至っては26%にまで落ち込んでしまう。

 メールに絵文字を入れるだけで、こんなにもセックスライフに差が出るのかいささか疑問だが、このグラフを見る限りでは、絵文字は入れておくに越したことがないだろう。Match.comによると、ウィンクやキス、唇といった思わせぶりな絵文字を使用する方が、相手を落としやすいようだ。

 ちなみに、キスの絵文字を使用する女性はオーガズムに達しやすいとのことだが、筆者はキャバクラの営業メール以外でそれを見たことはない…。
(文=ツジエダサト)

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