「CMギャラリスト」から浜崎あゆみが消えた…エイベックス内での孤立深刻化で居場所なし?


「数年前から浜崎はエイベックス内で孤立しており、CDプロモーションなどの予算も縮小傾向にある。人気が落ちてきたにもかかわらず、浜崎はかつての大功労者で同社代表の松浦勝人氏と昵懇の仲であるため、そのプライドのせいかワガママな女王様ぶりは変わっていない。それを煙たがる幹部たちとの間に軋轢が生まれ、ごく一部の仲のいいスタッフを除いて会社内で誰も積極的に関わりたがらない“腫れ物”の扱いになっているのです。アンタッチャブル化した浜崎は意固地になり、事務所の力を借りずに再浮上してみせると意気込んでいますが、それが余計に溝を広げたことで最近はCMのオファーすら事務所の窓口でシャットアウトされてしまうようになった。歌手活動に専念といえば聞こえはいいですが、それ以外の仕事を回してもらえなくなったのが実情です」(芸能関係者)

 この孤立化は昨年秋に表面化した。同年10月に通算52枚目のシングル「Terminal」を発売したが、既発アルバムからのリカット、特典なし、プロモーションもほとんどなしという悪条件が重なったことで初動売上が3000枚に届かず、かつてのミリオン連発歌手がオリコン週間チャート24位という悲惨な結果に終わったのだ。各メディアでは「歌姫の凋落」「シングルが3000枚も売れない悲惨な状況」などと書き立てられた。

「本来なら今の浜崎がリカットのシングルなんて出す必要はないし、もし出すとしても十分に宣伝費をかけてファンに周知したり、アルバムを購入したファンでもほしくなるような特典要素を用意するべき。しかし、エイベックス側は浜崎の売り出しにリソースを割くことを惜しみ、あえて『売れるわけがない』状態でリリースした。結果、浜崎の凋落ぶりが世間に印象付けられることになりましたが、これは幹部たちによる『浜崎潰し』の意図もあったようです」(音楽関係者)

 人気が落ちてきたことに加え、レコード会社が売り出しをやめてしまったとすれば弱り目にたたり目。それどころか軋轢のある幹部たちが潰しに掛かっているというのだから状況は深刻だ。だが最近の浜崎は、音楽プロデューサー・小室哲哉(56)の楽曲をレコーディングしていることを自身のTwitterで明かしたり、シンガポールを拠点に海外進出を本格化させると発表するなど表面上は意気盛んに思える。

「エイベックス内での小室の扱いは、過去に起こした詐欺事件で金銭的にも社会的にも助けてくれた“大恩”のある松浦社長の案件。幹部たちとはほぼ無関係ですから、同じく松浦氏と結びつきの強い浜崎と組むのは自然な流れ。意地悪な見方をすれば、エイベックス内の『腫れ物同士』のタッグともいえます。また、海外進出は『国内に居場所がなくなった』ことのあらわれでもある。ネットを使って自ら話題を振りまくなど強がってはいますが、相変わらずエイベックスのプッシュは心細く、かなり厳しい状況であることは間違いないでしょう」(前同)

 本来なら味方であるはずの事務所内に敵が多く、頼みの綱のファンも減少傾向。度重なる凋落報道で世間も「過去の人」と認識し始めている。今年はテレビ出演を減らして歌手活動に専念するというが、メディア露出すらできないほど追いつめられているという見方もできる。かつての日本を代表するカリスマ歌姫が、この崖っぷちからどう立ち回るのか注目だ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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