よしもと芸人、本当の勝ち組は“ツキのないコンビ”!?


「よしもとといえば芸人の給料が低いことでも有名です。しかし、番組で稼いだ賞金などは会社に引かれることなく手元に残るというルールが存在します。トータルテンボスは、かつてソフトバンクが主催していたネット配信のお笑い動画コンテスト『S-1バトル』で2度の優勝経験があり、そこで2,000万円もの賞金を獲得しています。これを元に彼らは地元の静岡に立派な家を建てて家族と暮らしているとテレビで自慢げに話していました。ちなみに大村も藤田も結婚しており、2人の奥さんは芸人界でも有名な美人妻です」(芸能ライター)

 芸人としての実力に加えてプライベートの充実が「本当の勝ち組」といった声につながっているのかもしれない。しかし、そこまで多くの芸人が認める存在であれば、自然と全国放送のバラエティなどにも起用されそうなものだが…。

「よしもとは関連会社として多くの制作プロダクションを持っています。そのため、よしもと芸人がメインを務める番組などではほとんどのケースで関与し、売り出し中の若手などをバーター的に起用します。いわゆる“ゴリ推し”というものですが、会社の規模が大きいため仕方のない部分といえるでしょう。ただ、こうした現象に違和感を抱いているよしもと芸人も多いと聞きます。トータルテンボスの2人が、どういった思いを抱いているかはわかりませんが、大村さんは、とにかく面白いことがすべてだという考えが強く、お笑いに対して厳しいことでも有名です。自分が面白くないと思うような若手と一緒に番組に出るくらいなら出ないほうがマシだと思っても不思議ではないですね」(放送作家)

 芸人仲間から嫉妬にも似た羨望の眼差しを受けるトータルテンボス。そこにはさまざまな要因が考えられるが、我が道を行く姿勢に多くの芸人が感銘を受けているのかもしれない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
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