「笹川さんは、アナウンサーに転向した当初から担当しているバラエティ番組『WADAIの王国』で格闘王の前田日明さん(56)に密着取材を行っています。その中で彼女は格闘技のマスコミ関係者では決して聞くことのできない『これまでのファイトマネーの最高額』や『アントニオ猪木とどっちが強い』といった質問をすることになり、戸惑いながらも必死に挑戦していました。失礼な質問にも前田さんは笑顔を浮かべていましたが、その眼光は鋭く、スリリングなシーンの連続で、笹川さんも『もう無理』と言って涙を浮かべていましたね。それでも最後まで取材を続け、前田さんと打ち解け合う瞬間は感動的でした。この笹川さんの姿を見た番組MCのタカアンドトシは将来TBSのエースアナになると太鼓判を押していました」(テレビ関係者)
学生時代にはゴルフ部に所属しており、根っからの体育会系でも知られる笹川。ゆっくりと布団で眠ることもできないほど忙しいといわれるテレビ局のADを1年間続けた成果もあって、並大抵のことではくじけない根性を身につけているのかもしれない。
「バラエティで鍛えられている笹川さんに対して、皆川さんは情報系の番組ばかりを担当しています。局の方針として使い分けているのでしょうが、あまり極端になりすぎては、彼女たちの今後の活躍の幅を狭めることにもなりかねません。もともと皆川さんは芸能活動を行っていたわけですから、もっとさまざまなジャンルで試してみるのもいいと思います。まだ皆川さんは入社1年目のためこれからが勝負ですが、いまのところバラエティでは笹川さんに軍配が上がっている状況ですね」(前出)
持ち前の負けん気の強さで女子アナの夢を掴んだ笹川。まだ彼女は“元AD”というフレーズで語られることも多いが、数年のうちにはそれが“エース”の3文字に変わっているかもしれない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)