深夜番組ならではのユルい企画とはいえ、AKBという国民的アイドルグループの思わぬエロ展開に、番組を見ていたネットユーザーたちは驚いたことだろう。前出のライターいわく、そもそもへそという部位にフェティシズムを感じるのはマイナーなものではなく、くびれフェチや脇の下フェチ、足首フェチと同じくらいメジャーなジャンルなのだという。さらに、そんなへそフェチたちは、女性のへそに性的興奮を覚え、愛でるとともに自らの欲望の捌け口と見做しているようだ。
まるでAVのような企画だと話題になっている今回の番組だが、当然ながら批判も巻き起こっている。松井珠理奈や宮脇咲良など未成年が出る企画ではないといったものや、松岡菜摘のVTRでのへそ見せの前に現金を渡しているかのような、援助交際を彷彿とさせる演出に対する批判だ。
「深夜とはいえ、さすがにやりすぎでしょう。AKBはミュージックビデオなどで下着になるなどし、“アイドルの仕事”の幅をこれまでも広げてきたグループといえますが、それにはある種の大義名分が必要なんだと思います。それは、曲の世界観のためだったり、演出家のこだわりだったりするわけです。へその美しさを競うという企画がダメというわけではなく、企画自体はばかばかしくも面白い、そしてエロいは同グループにとっては魅力をアピールする術と考えれば許容範囲内。しかしネタがネタなので、エロ方面で話題になる可能性を考慮し、年齢的な制限をかけるなどの配慮が必要だったのかもしれません。
今回の番組で1位となった上西は、同番組で以前放送された『うっとり美乳No.1』でも1位を獲得しています。これは美乳で知られる小嶋陽菜や山本彩などを抑えてということもあり、一気に知名度を上げました。今回まさかの二冠を獲得したことによって更に知名度を上げ、今後の活動に弾みをつけたかったところでしょうが、思わぬカタチでケチがつきましたね。上西のへそ紹介はVTRではなく、スタジオ内で水着に着替えての生披露となりましたが、この時、スタジオにいた内田眞由美や田島芽瑠などが群がり、その美乳を水着の上から揉みまくるという事態に発展しています。女の子の集団ということもあり、どこか女子校的な“はしゃぎ”に見えましたが、これもさすがにやりすぎかも…」(芸能関係者)
人気メンバーの卒業が相次ぎ、世代交代が進むAKBグループ。さまざまなカタチで話題が必要だろうが、イキすぎたエロ路線(疑惑含む)が“国民的アイドルグループ”の立ち位置を脅かすことにつながらなければいいのだが…。
(文=馬場じゅうご)