なんて変態チックなシチュエーションなんだろう。普通のAVではここまで凝ったシチュエーションというのはなかなか見られない。そんな難しい変態女性を違和感なく演じているさなチャンにも拍手を送りたいところである。
そんな日常を送る中、あることがキッカケでさなチャンの嫌いな上司が会社を辞めるハメになってしまう。そのことに喜ぶさなチャンだが、胸の内のモヤモヤは増すばかりでマッサージ通いを続けることに…。
ところが、退職したその上司は再就職先としてそのマッサージ屋で働きだしていたのだ。そして、とうとうマッサージルームでさなチャンと上司が相対することになり…。
どうだろう? かなりドキドキする内容ではないだろうか? 果たしてさなチャンの運命やいかに、といった具合でドラマシーンから目が離せなくなってしまった筆者なのであった。
それにしてもさなチャンの演技力の高さに驚かされてしまった。オフィスでの彼女は本当に高飛車で嫌な女であり、肉棒を挿入されながら嫌いな上司の名前を叫ぶ彼女はただの変態である。そんな両極端な顔を自然な感じに演じきっているのだ。
この『嫌いなアイツに犯られたい 水原さな』を見る前までは、水原さなという女優はただ可愛くてただエロいだけの女優だと思っていた筆者トコショー。そんな認識を改めなければならないと思い知らされた作品であった。
(文=所沢ショーイチ)