パンチラ覚悟!? 西内まりや、『しゃべくり007』でミニスカ衣装の大はしゃぎ!


 その後番組では西内がオススメする福岡のグルメが登場。とんこつラーメンが紹介された際には、彼女と同じ九州出身の有田哲平(43)と博多弁でのやり取りを見せ、餃子を食べれば堀内のギャグ「ジュンジュワ~」を使い、もつ鍋を食べると「イジメられていたころ思い出して…」とノリボケを披露するなど、ここでもバラエティ力の高さを発揮した。すべて芸人たちの流れに合わせたもので、最後のノリボケのときには上田から「やるならやる!」とツッコまれていたが、ここまで対応できるのはさすが。番組冒頭では「モデルで歌手の西内まりやさん」と紹介されていたが、バラエティタレントとしての素養も十分なようだ。

「西内さんのバラエティ進出のきっかけは、かつてレギュラーを務めていてバラエティ『ピカルの定理』(フジテレビ系)でした。2012年の3rdシーズンから参加しており、放送時間が22時台に繰り上がったところで番組人気も最高潮だった時代といえます。そんな時期にポンと新メンバーになった彼女には、“事務所のゴリ推し・大人の力が働いた”といった声も聞かれました。そんな西内さんのことを、ピースや平成ノブシコブシといった初期メンバーも堂々と番組の中でイジっていました。西内さんは業界でも大きな事務所に所属していますから、本人的にもイジられた方が楽だったハズですし、キャラづけとしても必要なことだったのでしょう。

 その後、徐々にコントをこなすようになった西内さんは、メンバーたちとも打ち解けて4thシーズンでも活躍しました。ギラギラした若手芸人がそろった番組の中では、なかなか存在感を発揮することができませんでしたが、このときの経験が、いまのバラエティ番組でのどこか落ち着いた態度や、アーティストならば遠慮しそうな“素”の部分を出すことに対する抵抗感のなさにつながっているんだと思います。芸人さんのように自ら笑いをとりにいき、結果を残すことは難しいかもしれませんが、ノリの良さはそのまま好感度に結びついているようですね。あのルックスで、あそこまでいろいろなことをやってくれれば、それだけで十分といえるでしょう」(芸能関係者)

 番組の中で有田が“場違いな悲しいエピソード”を淡々と語るというボケに対して、本気で心配そうな顔を浮かべ、そっと手を差し伸べていた西内。彼女の反応は有田のボケをつぶしかねないものだが、こうした素直なところもまた魅力といえる。バラエティに慣れているとはいえ、前に出ることばかりを考えているわけではないからこそ、彼女は多くの視聴者を虜にするのだろう。今回話題となっている“パンチラ覚悟のギター演奏”は、彼女が全力でバラエティに挑んでいる証拠といえるのかもしれない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

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