「ジャニーズ事務所では『グループ内で一人だけなら結婚してもいい』という暗黙のルールができあがっている。嵐に既婚者はいませんから、松本の結婚はルール上は許される。また、キムタクの結婚は正式発表の前に業界関係者によってマスコミにリークされ、ジャニーズ事務所が大恥をかいたという苦い経緯があった。あまり発表を渋っていれば二の舞になりかねないため、今回はジャニーズ側も応援ムードのようです」(芸能関係者)
だが、問題となるのは松本よりも井上サイドのようだ。
「井上の所属事務所は彼女を含めてタレントが5人しかおらず、松嶋菜々子(41)と井上がツートップ。しかし、松嶋は大ヒットドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)以降、子育てを優先して仕事をセーブしており、実質的に井上の稼ぎでもっている。もし井上の人気が落ち込めば事務所は死活問題ですから、そう簡単に結婚にゴーサインは出せない。しかし、女優として大成すれば事務所も安心して結婚をサポートできますから、まさしく井上の女優としての評価が決まる『花燃ゆ』の成否がカギをにぎっているといえるでしょう。大河ドラマは拘束時間が長く、撮影が終わる今秋までスケジュールがギッシリ。この間に二人がスレ違い状態になる危険性もあり、さまざまな意味で試練のドラマとなりそうです」(前同)
双方のファンの反応は「お似合いだから応援したくなる」「つくしと道明寺(『花より男子』の二人の役名)が結婚したら最高」「真央ちゃんなら納得」と大半が好意的。結婚しても人気に悪影響を及ぼすような気配はないが、事務所サイドとすれば慎重になるのも無理はない。いずれにせよ、大河の放送が終わる今年の暮れあたりに何らかの動きがありそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)