2日目も「地獄ツアー」組になってしまった木村は、温泉のある川で自分たちで露天風呂を作り、熱湯風呂に浸かるというミッションに参加。ダチョウ倶楽部の上島竜兵(53)のように手拭いでほっかむりし、お約束の「押さないで!」の流れから熱湯に入れられるというギャグも披露した。さらには女優人生初となるバンジージャンプにも挑戦し、蛾の炒め物というゲテモノ料理まで食べる根性を発揮。エンディングでは、女芸人たちに混じってAKB48のコスプレをしながら同グループのヒット曲「恋するフォーチュンクッキー」を歌い踊った。
これを見ていた視聴者からは絶賛の声がネット上に多数寄せられており、以下のような意見が書き込まれている。
「美人女優なのに身体張りすぎw」
「もっと気取った人かと思ってたのに好感度が上がった」
「あんなにキレイなのに汚れ仕事を喜んでこなしてて親近感がわいた」
「AKBのダンスは本家より可愛かった。38歳とは思えない」
「もっと気難しそうな印象だったのに良い意味でイメージ変わった」
「こんなに美人なのに気さくでステキ、ファンになりました」
木村はこれまで数々の映画やドラマに出演してきた人気女優だが、容姿端麗で清潔感のあるルックスということもあり、どこかお堅いイメージがついてまわっていた。昨年放送されたドラマ『ファーストクラス』(フジテレビ系)でも、ブランド乗っ取りを画策するクリエイティブディレクターを演じ、主人公を演じる沢尻エリカ(28)に負けない冷徹な悪女ぶりを見せていた。また、プライベートではジャニーズ事務所の将来のトップとウワサされる少年隊の東山紀之(48)と結婚しており、これも「計算高い」というイメージにつながっている。
だが、実際は今回見せたようなひょうきんなキャラクターだったようだ。
「これまで木村さんはあまり素を見せずにきましたが、業界内では気難しいところのない性格美人として有名。共演者からも慕われており、いわゆる『女優ぶったタイプ』では全くない。数多くの美女タレントと浮名を流してきた東山さんが彼女との結婚を決断したのも、そういう性格だからこそ。かねてから本人はバラエティーに出演したがっていたようですが、今までは事務所が断っていた。しかし、木村さんが『イッテQ!』の大ファンでどうしても出演したいということで今回は実現したようです」(芸能関係者)
一時は激ヤセが心配されたこともある木村だが、その原因は「肉体鍛錬フェチの東山のトレーニングに付き合っていたから」(週刊誌記者)だったといい、これも性格の良さを物語るエピソードといえるだろう。バラエティーに体当たりで挑戦したことで今まで以上にファンを増やし、気さくなイメージを広めることにも成功した木村。世間の評判が上がっただけでなく、女優としても今後は今までにないキャラクターに挑戦できるきっかけになる可能性があり、身体を張っただけの価値があったといえそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)