2012年版のテーマは“コスプレ”(裸にエプロンや花嫁姿など)、2013年版は“オフィス”(オフィスのデスクや椅子の上で、タイトスカートやパンツスーツ姿で軟体ポーズ)、そして2014年版は“フェティッシュ”(ゴムやシルクなどの素材を用いたおとぎの世界のような衣装)だったようだが、最新の2015年版では、ゴールドの全身タイツというシンプルな装いで、ポーズそのものの美しさに焦点を当てているようだ。
体操王国ロシアで4歳から体操を始めた彼女。幼いながらも人並み外れた柔軟性を発揮し、当時から周囲を驚かせていたという。
今年で28歳を迎えた現在は、ドイツを拠点に世界中でその柔軟性を活かした曲芸を披露しており、中には、50センチ四方の箱の中に入るという究極の芸もある。
「そんなの、エスパー伊東だってボストンバッグに入ってるじゃないか」と思う人もいるかもしれないが、彼女の身長は約173センチ。その長身で50センチ四方の箱に入るのは、もはや人間技ではない。
ただ身体が柔らかいだけなら、世界中にいくらでもいる。しかし、彼女ほどの美貌とスタイルを持った曲芸師はそうはいない。そんな貴重な軟体美女が股の下から顔を覗かせるポーズを見ながら、2015年という新たな年を、股の下から世界を覗くような新鮮な気持ちで迎えてみるのもいいかもしれない。
(文=ツジエダサト)