歌手で女優、モデルの西内まりや(20)がMCを担当する音楽番組『どぅんつくぱ~音楽の時間~』(フジテレビ系)が、12日にて放送を終了した。10月17日よりスタートしたものの、全9回わずか1クールで終了することとなった。
同番組は“音楽の妖精が住む世界”をイメージし、“お姉さん役”の西内がMCを務め、“王子様役”の寺田心(6)と“お姫様役”の西澤愛菜(5)の2人の子役がゲストのアーティストに子供ならではの疑問を問いかけるといった子供向け番組のようなコンセプトであった。また、「ゴーストライター騒動」で一躍時の人となった作曲家の新垣隆氏(44)がレギュラー出演し、“北関東少年少女合唱団”というヤンキー集団が合唱するという珍コーナーが設けられていることでも話題となった。
しかし、その世界観があまりにも独特であったことで、放送開始後には視聴者から「意味不明」「カオスすぎる」という声が上がったことも。さらには、子供向け番組らしい演出をしているにもかかわらず、放送時間が23時からという深夜帯であることについても、「この時間帯にあんな内容は需要ない」との批判があった。
そうした背景もあり、視聴率は初回3.7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ/以下同)でスタートしたものの、その後は2%台を記録することも多く低迷。前番組の『バナナマンの決断までのカウントダウン』で7%を超えていた放送回があったことと比べると、視聴率の低下は歴然だ。最終回となった12日の放送では、番組終了の理由を「大人の事情」と説明する場面があったが、評判と視聴率を考えればこの理由にも納得できる。
こうして、初のMCを務めた番組が早々に終了してしまった西内だが、彼女についてネットからは「MCには向いてないしモデル業に専念した方がいい」「西内の黒歴史になった」とネガティブな声が続出した。