バラエティで上手く立ち回れない板野を知り、三村としては放っておけないと思ったのかもしれない。だが、そもそも板野には、ソロ転向当初から、尊敬するアーティストとして安室奈美恵(37)を挙げるなど、アーティスト志向が強い印象がある。バラエティ活動には、それほど熱心ではない気がするが…。
「11月に放送されたラジオ『板野友美150人限定レコメン!公開収録スペシャル』(文化放送)の後に行われた記者会見で、板野さんは『去年の8月からソロになって、自分でMCとかも段取りするようになった。すごく成長したと思います』と胸を張って話していました。彼女のいうMCが、バラエティ番組でのことかはわかりませんが、今春からスタートした冠番組『板野パイセンっ!! ~今ドキ女子バックアップバラエティ』(TBS系)は、半年間の放送であっけなく終わっています。その番組内で板野さんはMCを務めていましたが、レギュラー出演者の小島瑠璃子(20)のほうが、よほどMCとして機能していましたね。MCの経験は今後の芸能活動にプラスとなるでしょうが、番組を見た限り、これから板野さんにMCを依頼するテレビ関係者は少ないのでは」(テレビ局関係者)
冠番組を持つこと自体が大変な芸能界だが、そこで評価を上げることは、さらに難しい。かつて所属していたAKB48でも、特にバラエティ班というわけではなかった板野とすれば、MCの技術を身につけるのは相当骨が折れることだろう。板野を気にかけているさまぁ~ずも、彼女にMCとしての活躍を期待しているわけではないと思われる。いっそのこと無愛想なところを全面に押し出したキャラのほうがバラエティでの需要はありそうだが…。さまぁ~ずの後押しがあるとはいえ、板野のバラエティでの迷走は続きそうだ。
(文=大倉)