今秋には、「あさくら~!」「せんぱ~い」の掛け合いも懐かしい、観月と松下由樹(46)の名コンビを生んだ連続ドラマ『ナースのお仕事』が、12年ぶりにスペシャルドラマとして復活。10月31日に放送された『離島編』は、平均視聴率14.3%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)を記録し、根強い人気を証明した。翌日に放送された『再会編』では、若干数字を落としたものの12.6%と及第点といえる数字を獲得。来年以降も同ドラマの続編は企画されることだろう。
「『ナースのお仕事』は、連ドラとしてパート4まで作られ、映画化もされている人気作品です。そのため、作中で観月さんが演じた“おてんばナース”のキャラは、彼女のタレントイメージにも強く反映されています。2009年から単発ドラマとして放送されている実写版『サザエさん』(フジテレビ系)で、彼女がサザエさん役に抜擢されたのも、明るく元気でおっちょこちょいという印象からでしょう。その一方で、2010年にはテレビ朝日系のスペシャルドラマ『鬼龍院花子の生涯』の主役に抜擢。波瀾万丈な人生を送る侠客の娘という豪快なキャラクターを好演しています。ほかに観月さんはキー局制作の大型時代劇でも、たびたびヒロインを任されており、硬軟問わず幅広い演技力には定評があります。安定した人気と実力を兼ね備えた女優の1人であることは間違いないですね」(前出)
20代のころにはバラエティ『とんねるずのみなさんのおかげです』(フジテレビ系)に出演し、コントなどにも挑戦していた観月。最近の彼女は、ほとんどバラエティに姿を見せないが、それだけ女優業が順調という証なのだろう。
「今回の『ヨルタモリ』では、宮沢さんと観月さんの初共演が話題ですが、10月の放送開始以来、井上陽水(66)、黒木瞳(54)、松たか子(37)などがゲストとして登場しています。来週には桃井かおり(63)の出演も予定されており、今後もバラエティに馴染みのないメンバーの出演が続くことでしょう。こうした流れを見れば、観月さんと宮沢さんの共演は驚くことではないのかも。それほど豪華なメンツが出演しています」(芸能関係者)
大物芸能人が次々と出演し、業界内視聴率も高い『ヨルタモリ』。1990年代に一世を風靡した3Mの2人が初共演を果たしたのも、やはりそれだけタモリ(69)の影響力が強いからだろう。しかし、もう1人の3Mである牧瀬にも出演してほしかったところ。最近、牧瀬は新たに「花王」のヘアカラー商品のテレビCMにも起用されているのだから、メディアへの露出には意欲的だと思うのだが…。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)