レイプや枕営業の強要が、芸能界で後を絶たない。
日本では、アイドル女優の小泉麻耶(26)が元所属事務所の幹部に枕営業を強要されていたことが話題になったばかりだが、5日発売の『FRIDAY』(講談社)で、今度は「ちょいワルオヤジ」の流行語を生んだ男性ファッション誌『LEON』の元編集長・岸田一郎氏(63)が、美人モデルに枕営業を強要したという事件が報じられた。
そして海外においては、かなりのビッグネームに同様の被害が起きていたことが先日発覚し、世界に衝撃が走っている。
12月3日に放送されたアメリカのラジオ番組「ハワード・スターン・ショー」において、世界的に有名な女性歌手であるレディー・ガガが、レイプされた自身の過去を初めて打ち明けたのだ。
きっかけは、今年の3月に開催された世界的に有名な大規模イベント「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)」において、ガガが披露し話題となった“嘔吐ステージ”に関する話だった。
同ステージは、ガガが「Swine(ブタ野郎を意味する)」と題された楽曲を、“嘔吐アーティスト”として知られるミリー・ブラウンと共演しながら歌ったもので、前半はドラムを叩きながら、また後半はロデオマシンの上で、ガガがブラウンが飲み込んだ塗料を吐きかけられるというきわどい演出から、一部の観客からは気持ち悪いと不満が上がっていた。
番組の司会者であるハワード・スターンから演出の意図について聞かれたガガは次のように語った。
「Swineはレイプと士気喪失、怒りと情熱の歌なの。私はそれをドラムを強く叩く行為、そして、下着姿でロデオマシンの上に乗るという女性にとって最も屈辱的な行為を行いながら、更にゲロを吐きかけられることで表現したかった。世界中の人に、誰も私以上に私自身を貶めることなんてできないって証明したかったの。それも、こんなにも美しくできるんだって」
この言葉を受けたスターンは、「君自身がレイプを受けた体験があるんじゃないか?」と鋭く切り込み、ガガに彼女が若かりし頃に遭ったレイプ被害について吐露させた。