「女優の原石はコンスタントに出てくるものですが、彼女の場合、“大女優の原石”という形容がピッタリ。なにか聞かれるたびに頬を赤らめるなど初々しさいっぱいですが、グランプリ獲得から1カ月弱のテレビ出演で、落ち着きはらって話せというほうが無理というもの。とはいえ、相手にしっかり伝えようとする意志や表現力など、女優にとって重要な資質をすでに持ち合わせているようで、その辺は、宮迫や東野幸治(47)あたりも敏感に察知したようでしたね。彼女自身、映画に興味を示しているようですが、確かにドラマよりも強い表現力や演技力が求められる映画向きかも。末恐ろしい…、いや、末頼もしい存在です」
ちなみに彼女は、2010年の中3のときに、『ホリプロタレントスカウトキャラバン』の決勝まで勝ち進んだ実績がある。ホリプロにとっては“逃した魚”という結果になるのか?
「ただ、そればっかりは、神のみぞ知るということで一概に言えませんよね。恐らく、中3でデビューしたとすると、今回のようにいきなり『行列~』に出ることはなかったでしょうし、どんなスタートを切って、その後成長していったか…。ホリプロ十八番の水着展開は見てみたかった気もしますが(笑)」(前出・女性週刊誌記者)
織田氏もそれに同調する。
「2010年のスカウトキャラバンのテーマは“女性から支持をうけるオシャレな女の子”。今回改めて彼女を見ても、まったくそういうタイプではなく、幅広い世代から支持をうける清楚な女性というコンセプトのほうが合ってますよね。あくまでスカウトキャラバン決勝進出はいい実績ということで、今後はトップコート、さらには芸能界を担う若手女優として、一歩一歩進んでいってもらいたいです」
今後の予定は未定だが、来年の夏頃には若手女優の注目株として話題を集めているのは必至。数年後、佐々木希や橋本愛に肩を並べている可能性も十分あるように思われる。それまで待てない、いまどうしても気になるという人は、くだんのオーディションで製作されたショートムービーがネット上で見られるので、是非そちらをご覧いただきたい。
(文=ニイゼキユウジ)