略奪愛もスキャンダラスだが、安藤といえば父親を公表しないまま未婚の母になった衝撃も記憶に新しい。「子どもの父親は誰なのか?」という問題はいまだ解決していないが、フェルナンデスは交際期間が浅く、フィギュア関係者の間で「娘の顔つきは日本人」という情報が広まっていることから彼が父親である線は薄い。同時に父親候補として有力とされた元コーチのニコライ・モロゾフ氏(38)の可能性もほぼ消えた。
となると、当初から父親候補として騒がれたプロフィギュアスケーターの南里康晴(29)、そして安藤との親密な関係が報じられたフィギュアイベント関連会社の代表M氏の二人が残る。だが、南里は一度は周囲に「父親は自分」と語ったというが、その後の週刊誌の取材で「父親は僕じゃない」と否定。一方のM氏は50代で安藤と親子ほど年齢が離れており、おまけに既婚者だ。いずれも、すんなり父親であると確定できない要素がある。
「業界内では、M氏が子どもの父親であるとの情報が確定的。M氏が既婚者のため、公表できなかったのが実情のようです。安藤はM氏が離婚してから入籍し、子どもの父親として発表するつもりだったようですね。しかし、なかなかM氏が奥さんと別れないため、安藤はシビレを切らしてM氏と決別。そして今回の熱愛も略奪愛だというのだから、彼女らしいというか…」(フィギュア関係者)
ということは、南里は完全にダミーだったということか。しかし、なぜ一度は父親であることを認めるような発言をしていたのだろう。
「騒動の当時、実際に南里は安藤と一時親密になっていた。また、競技引退後の南里はアイスショー『プリンスアイスワールド』への出演くらいしか仕事がなく、父親役を引き受ければ業界内で優遇してもらえるという条件もあったようです。しかし、あまりの騒動の大きさを恐れて週刊誌の取材で否定してしまった。これに業界内で絶大な影響力のあるM氏や、フィギュア界の重鎮女性がバックについている安藤サイドが『話が違う』と激怒。南里はフィギュア界からほぼ追放され、件のアイスショーにも今年から呼ばれなくなった。コーチ転身を目指していましたが、それも諦めたようです」(前同)
幸せそうな交際宣言のウラ側に、このようなドロドロがあったのだとしたら衝撃的だ。このままフェルナンデスとゴールインとなるのか、もうひと波乱あるのか、芸能人顔負けのスキャンダル女王となった彼女からしばらく目が離せそうにない。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)