一部ネットニュースが「フジテレビのアナウンサー伊藤利尋(42)がフリーに転身するのではないか」と報じている。記事によると、フジの看板アナである伊藤がフリーアナになった場合の年収は3億円にものぼるといい、現在同局が画策してるとされる「2015年春に『ミヤネ屋』(日本テレビ系)の真裏にぶつける情報番組」に抜擢されなければ、独立の可能性は極めて高いとする。さらに、同記事では、伊藤の移籍先は芸能事務所アライバルになるのではと指摘する。
アライバルといえば、とんねるずの個人事務所。石橋貴明(53)が代表取締役社長を務め、木梨憲武(52)が副社長という事務所で、所属タレントは、2人のほか、石橋の妻である女優の鈴木保奈美(48)とフリーアナウンサーの杉本清(77)だけ。報道によると、とんねるずは「3億円稼げる」との口説き文句で伊藤を自らの事務所に迎えようとしているのだという。しかし、長年フジテレビでレギュラー番組を持っているとんねるずが、同局の人気アナウンサーを事務所に取り込むようなことをするだろうか。
「彼らの唯一の冠番組である『とんねるずのみなさんのおかげでした』は1988年から続いているフジテレビの看板バラエティ。25年以上続く長寿番組で、彼らにとっては今、唯一のレギュラーで、ご存じのように伊藤アナも出演している。そうした状況を踏まえれば、とんねずるが伊藤アナの独立を仲介するというのは考えにくい。カメラの前では、独立を促すような発言をしても、あくまでもそれはギャグとして。アライバルには、フリーアナの杉本も在籍しているが、彼が正式に事務所入りしたのは、きっちりと関西テレビを定年退職した後だった。相手が関テレでさえ、とんねるずはそこまでの筋を通したのだから、伊藤アナを引き抜くことはないのでは」(芸能関係者)
1980年代からとんねるずとフジテレビの蜜月関係が続いているのはよく知られている。いくら独立後の伊藤が3億円を稼ぐといっても、あえて亀裂を招くようなマネはしないだろう。関係の悪化はとんねるずにとっても大きなダメージに違いないし、特に近頃の両者の関係は非常に良好に見える。