北川本人も、ドラマなどの撮影終了後に、共演者や監督らに「もっと怖い人だと思ってた」と言われるとバラエティ番組で漏らしている。9月に放送された『ホンマでっか!? TV』（フジテレビ系）に出演した際にも、「周りから怖く見られて困る」という悩みを打ち明けていた。彼女も周囲からの冷たい視線には気づいていたようである。しかしそんな彼女が、同性からの支持を受け、なりたい顔ランキングのトップに選ばれたのはなぜだろう。
「番宣がメインではありますが、バライティ番組などへの露出も増え、外見だけではなく内面からも彼女を支持する女性が増えたのでは。もちろんこの番宣というのも、宣伝する作品がなければ番組に呼ばれることはありません。多くの作品に出演した結果が、彼女のパーソナルな部分を世間に広めた格好になりますね。ただ、女優の中には出演したバラエティ番組での態度が悪かったとして評判を落とす人もいます。しかし北川の場合はプラスに働いたようですね。たとえば以前彼女は『とんねるずのみなさんのおかげでした』（フジテレビ系）の食わず嫌い王決定戦に出演し、食事の仕方が汚いと非難を浴びたことがありましたが、その後には改善されており、そういったところが“素直”と受け止められたのかも。仮にこの態度が“スカしてる”と思われていたら女性からの支持は下がっていたでしょう」（前出）
ドラマなどでは整った顔立ちで観るものを惹きつけ、バラエティでは温かみのある飾らないキャラクターを披露する北川。外見が美しいだけでなく、内面が評価されたことによって、彼女は2連覇を達成できたのだろう。
さて、ここでランキングを振り返ってみると、トップ3以下は、4位＝新垣結衣（26）、5位＝掘北真希（26）、6位＝柴咲コウ（33）、7位＝桐谷美玲（24）、8位＝深田恭子（32）、9位＝宮崎あおい（28）、10位＝佐々木希（26）となっている。主に日本人女性がアンケートをしたと思われる同ランキングには、当然ながらベッキー（30）やローラ（24）などは入っていない。タレント好感度調査では常に上位に名を連ねる彼女たちも、ハーフということから、「なりたい顔か？」と問われても選択肢として浮かばないのだろう。このランキングで1位を獲得した北川は、まさに日本人女性を代表する美貌の持ち主に選ばれたといえる。
一部週刊誌によって報じられ、自らも気にしていた周囲からの評価だが、今回のランキングで同性からの支持を証明した北川。女性層からの好感度はドラマやCMのスポンサーが気にするところでもある。彼女の活躍はしばらく続きそうだ。
（文＝阿部紙袋）
