「舞は10月に入ってから、日本テレビ系のバラエティ『秘密のケンミンSHOW』『今夜くらべてみました』『ダウンタウンDX』に登場し、TBS系の『炎の体育会TV』、テレビ東京系の『世界を驚かす!日本人スポーツヒーローたち』に出演するなど、急激に露出を増やしています。また、真央が休養宣言をしたことで、BSジャパンでは10月12日に『浅田真央・舞のTRY&GO 初体験!素顔のプライベート旅 完全版』が放送され、姉妹共演を果たしています。さらに舞は今月17日に放送される『聞きこみ!ローカル線 気まぐれ下車の旅』(BSジャパン)に出演予定で、流行りのロケ番組に挑戦し、今後のタレント活動に活かそうという気が見えます。『今夜くらべてみました』では、“おっぱいが大きいのが悩み”と言ったり、妹との確執に触れたりして話題を集めましたが、舞はタレント業に興味津々のようですね。真央の争奪戦が繰り広げられているとのことですが、テレビ局はまずそんな姉を口説き落とすことが先決かも。舞がレギュラー番組を持つとなれば真央の印象も変わるはずですから」
タレント活動に意欲を見せる舞。ビジュアルも申し分なく、これまでに出演したバラエティでのトークも達者だった彼女であれば、タレントとしてやっていけるだろう。となれば姉に勝るフィギュア時代の実績を持つ真央も、局に縛られることのないタレントとして活動すればいいように思うのだが…。
「確かに真央のタレント化というのは考えられます。しかし、舞が語っていたように彼女は幼いころから“フィギュア漬け”の毎日で、恋愛もろくにしてこなかったといいます。フィギュアでの実績は申し分なくとも、それだけではタレントとして活躍するのは難しい。それこそ最初は注目されても、バラエティに適したキャラかというと疑問です。トークの引き出しがなくなれば次第にお飾りになってしまいますし、今のテレビ界にはそんな余裕はありませんから、遅かれ早かれ出番はなくなるでしょう。同じフィギュア出身者としては、最近バラエティに引っ張りだこの織田信成などがいますが、あの“泣き虫キャラ”と“アドリブ力の高さ”は特筆すべきもの。結婚して子どもがいながら、オネエっぽいキャラも持ち、女芸人との相性は抜群です。そんな強烈な個性を持っているからこそ、織田はタレントとして成功しているわけです」(前出)
来年1月に行われるアイスショー『スターズ・オン・アイス ジャパンツアー2015』に出演する予定の真央は、その後、今後について発言すると見られている。引退か現役か。キャスターかタレントか。それともフィギュア関連の道に進むのか。国民的スターへの関心はしばらく続きそうだ。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)