6日に放送された『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)に女優の二階堂ふみ(20)が出演。人気コーナー「新食わず嫌い王決定戦」で俳優の福士蒼汰(21)と対決した。二階堂は、勝負に勝ちながら「負けたときに罰ゲーム用で用意していたモノマネ」を披露し、そのクオリティーが高すぎると話題になっている。
11月22日公開の主演映画『日々ロック』の宣伝で番組に出演した二階堂は、大好きな料理と食わず嫌いの一品として、「ゴーヤチャンプルー」「砂肝の焼き鳥」「サーモンの握り」「トマトのカプレーゼ」を上げ、いずれのメニューも余裕の笑顔を見せながら口に運ぶ。一方の福士も、「馬刺し」「ひつまぶし」「カクテキ」「イカの握り」を注文し、俳優としての意地を見せるかのように笑顔を見せながら料理を食べた。
女優と俳優の対決となったが、結果は二階堂が1発で福士の食わず嫌いな一品「イカの握り」を当て、あっけなく終了。ちなみに二階堂の苦手なものは「サーモンの握り」。負けた福士が恒例の罰ゲームで「アマゾンにいるサルの鳴きマネ」に挑戦したのだが、石橋貴明(53)から「本番通らないぞ!」とオンエアーではカットされるかのような手痛いツッコミを受けてしまうことに。しかし、この微妙な空気を生んだ福士のモノマネを受けて、二階堂が率先して「『警察24時』に出てくる女犯人のモノマネ」を披露するとスタジオは大爆笑に包まれた。モザイク処理をされた映像のように梱包材のプチプチを顔の前に広げ、甲高く変換された女犯人の声音と逮捕時の取り乱した口調をマネした二階堂の芸は、面白おかしく見事なものだった。
「今回の番組出演で二階堂さんは大いに注目を集めていますが、いまだにネットの検索ワードに『二階堂ふみ』と打ち込むと『宮崎あおい』と出てきます。放送中に投稿されているTwitterのコメントには『宮崎あおいに似ている』といった内容も多くあり、園子温監督の映画『ヒミズ』(2012年公開)で一躍知名度を上げ、次々と話題作に出ているのですが、“宮崎あおい似”というイメージは強力のようです。ただ、まだ20歳の彼女ですが日本映画界ではすでに確固たる地位を築いています。『ヒミズ』の前から、知る人ぞ知る存在で、俳優の役所広司さんの初監督作品『ガマの油』(2009年公開)では、天真爛漫ながら悲しみを誘うヒロインを演じ、初主演となった入江悠監督の『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』(2011年公開)では、プロ棋士を目指す女子高生という難しい役どころを見事に演じ切りました。
そして『ヒミズ』で披露した感情の爆発した女子高生役は多くの人の知るところでしょう。その後も彼女は三池崇史監督の『悪の教典』(2012年公開)、タナダユキ監督の『四十九日のレシピ』(2013年公開)、熊切和嘉監督の『私の男』(2014年公開)、中島哲也監督の『渇き。』(2014年公開)など、今の日本映画界を代表する名だたる監督たちの作品に参加しています。いずれの監督も作家性が強く、それだけ演じるキャラクターも個性豊かなものばかりですが、彼女はすべての役柄に打ち勝っているような印象があります。錚々たる監督たちが彼女を指名するのには、それだけの理由があるということです」(芸能関係者)