SMAPの中居正広(42)が主演を務め、1996年に初めてドラマ化された『ナニワ金融道』(フジテレビ系)が2015年初頭に10年ぶりとなる新作を放送する。中居をはじめとするレギュラーキャストに変更はないものの、ヒロインに抜擢されたのは若手女優の蓮佛美沙子(23)。実力派として知られる蓮佛だが、一部週刊誌によると、そもそもこの役は上戸彩(29)が演じる予定だったと報じられており、この2人のネームバリューの差にドラマへの期待感が薄れるのではと声が上がっている。
青木雄二原作の人気コミックを実写化した同シリーズは、これまで単発ドラマとして6作放映されており、最高視聴率25.3%で平均19.8%と高い数字を記録している。当然ながら周囲の期待も大きく、先日行われた記者発表でも、主演の中居が、「実現は難しかった」と前置きしながら、「ただ僕がやりたい、スタッフもキャストもみんなやりたい。だからやる、ということです」と並々ならぬ意気込みを語っている。そんな人気ドラマのヒロインに抜擢された蓮佛。人気と知名度では上戸に及ばない彼女が、なぜ起用されたのだろうか。
「週刊誌報道では、上戸さんが妊娠を理由にドラマのオファーを断ったのではないかと言われています。もちろん真相はわかりませんが、これまでのドラマの傾向を見ると蓮佛さんの起用は既定路線だったとも考えられるでしょう。たとえば1996年に放送されたパート1のヒロインは深津絵里さんで当時23歳でした。また1999年のパート4の瀬戸朝香さんも23歳で、パート5の加藤あいさんに至っては18歳です。2005年のパート6では池脇千鶴さんが24歳でヒロインを務めています。こうしたことから、同ドラマでは成長著しい若手女優を起用する傾向が強いことが分かります。今回の蓮佛さんもその1人ではないでしょうか」(芸能ライター)