「キャバクラ嬢でいうところの『色恋はありで枕はなし』といった感じかもしれません(笑)。“押せばイケそう”というイメージこそが大事なのであって、思わせぶりな態度で男心をくすぐる戦術がうまくハマった例ですね。実際には、しっかりとした地に足がついた恋愛をしている気がします。映画関係者の中で『次に裸になるのは橋本マナミではないか』との声があったりしますが、脱いでしまえば商品価値がなくなるかもしれません。脱がずにタレントとしての知名度をどこまで上げられるかが今後の課題でしょう」(業界関係者)
1997年に行われた「第7回全日本国民的美少女コンテスト」で演技部門賞を受賞し、13歳で芸能界に入った橋本。しかし華々しいデビューを飾った彼女だが、その後の芸能活動では不遇が続いた。女優に憧れながら、なかなか芽が出なかった彼女は、グラビアなどにも挑戦し、写真集やイメージDVDを発表した。だがそうしたグラドル路線の活動も、同世代には、佐藤江梨子、磯山さやか、熊田曜子などの一線級がおり、橋本が大きく注目されることはなかった。そんな状況の中で20代の後半を迎えた橋本は、自ら「自分を出したいです」「私は清純派じゃない」と事務所に訴え、路線変更を決心。当時、橋本は母親から「あなたどこを目指してんの?」と怒られたというが、「私は脱ぐのが好きなの」と言ってセクシーキャラへの転向に理解を求めた。
今年6月に発売された写真集『あいのしずく』(ワニブック)で魅せた熟れたボディが世の男性たちから支持された橋本。自分をさらけ出したことで大人の色気を開放した彼女は瞬く間にブレイクした。そして芸人たちに促されるままに過激な発言を連発する彼女からは、確かに“押せばイケそうな女”といった雰囲気が漂っている。あれほどの美人でありながら、どこか隙があるように思えてしまう橋本に男たちは魅了されるのかもしれない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)