夫が逮捕された加護亜依(26)や不倫騒動による長期休養から復帰した矢口真里(31)など、モーニング娘。の元メンバーが世間を騒がせている。元モー娘。たちはポジティブなニュースで騒がれることは少なく、話題になるのはトラブルばかりの印象。そんな中、発売中の「女性セブン」(小学館)が「元モー娘。『不幸と転落』連鎖のナゼ?」と題し、モー娘。OGたちが受難続きである理由に迫っている。
自宅不倫でピンチを招いた矢口はともかく、加護の現在の凋落ぶりは自業自得の喫煙騒動などが影響しているものの、決して本人だけのせいではないだろう。ほかの元メンバーは苦難の人生を歩んでおり、後藤真希(29)など2007年に弟が窃盗容疑で逮捕され、2010年には母親が飛び降り自殺している。昨年1月に結婚した保田圭(33)は同時期に父親が借金を抱えたまま失踪し、いまだ行方不明。また、デキ婚するも夫がヒモ状態になって離婚した市井紗耶香(30)や意気揚々とソロに転向するも、直後に盗作騒動で一気に人気が凋落した安倍なつみ(33)なども全盛期の見る影もない状況だ。ほかにもモー娘。脱退直後に弟が事故死した吉澤ひとみ(29)や幼い長男を亡くした飯田圭織(33)。義父と暴力団関係者の関係が何度も取り沙汰される辻希美(27)など、大半の元メンバーが何かしら不幸を背負っており、ファンの間では「呪われている」との声まで上がっている。
身内の不幸は本当にお気の毒としかいいようがないが、本人や周囲に原因のあるケースも多い。これについて同誌は「若くして得た大金と親族が原因か」と分析。その最大の理由は「お金」だとし、しっかりした倫理観や道徳が身についていない10代のうちに莫大な収入を稼いだことで金銭感覚が狂い、周囲がチヤホヤするためにワガママになってしまったと論じている。
また、そのお金にむらがる親族の存在も大きいという。その代表例といえる加護の家庭は複雑で、彼女が1歳のときに両親が離婚。小学5年生のときに母親が再婚し、新しい父と母の間に3人の弟妹が生まれた。ところが、継父が営んでいた運送業が行き詰まり、莫大な借金が発生。加護はわずか12歳で芸能界入りし、デビュー2年目には推定年収4000万円を稼ぎ出したが、これでも借金の返済には足りず、家計は火の車だった。その後の稼ぎも大半が継父に使われてしまい、母親は加護の事務所からの借金を画策するまでに。ほどなくして金銭トラブルが原因で両親は離婚。この時期に加護は二度の喫煙騒動を起こしており、両親の不仲や自分が家計を支えなければいけないプレッシャーが彼女を喫煙に走らせたともいわれている。
「加護といえば、恋愛では逮捕された夫のような年上の“ダメ男”に何度も引っかかってきた。父親に問題があってしっかりした関係が築けなかった女性は、父親と似たような相手を求めて『父子関係のやり直し』をしたがる心理的傾向がある。しかし、似たような相手ということはダメ男ですから、必ずといっていいほど不幸に見舞われる。加護は逮捕された夫について『私のために稼ごうとしてやったことだから』と同情し、離婚を拒否していると報じられていますが、相手に父親を重ねているから見捨てられないのでしょう」(週刊誌記者)