グラビア同様、過激路線でバラエティ界に打って出た長崎。2014年4月に放送された人気バラエティ『ロンドンハーツSP』(テレビ朝日系)では、芸人に思わせぶりな態度をとってドッキリを仕掛ける目玉企画「マジックメール」のトラップガールに抜擢されているが、それも彼女の過激な一面を制作スタッフが感じ取ったからだろう。残念ながらターゲットが、生真面目で有名なドランクドラゴンの塚地武雅だったため、本格的にドッキリを仕掛けるところまで発展しなかったが、8月に出演したAKB48のバラエティ『恋愛総選挙』(フジテレビ系)では、過激すぎる彼女の姿が露わになった。
『恋愛総選挙』恒例の合コン企画「ラビットパーティー」に登場した長崎は、パーティーが始まるや、さっそく1人の男性をつかまえてベッドルームへ行くと、頬にキスをしたり、足湯に入ってアロママッサージを施したりと誘惑。その後も違う男性とベッドルームにやって来てはボディタッチを繰り返し、パンチラもお構いなしに男たちを翻弄する姿を披露した。そんな大胆で刺激的な行動をとる長崎には、ネット上からも批判の声が多く寄せられることになり、いつの間にか彼女は「いけない女子アナ」と呼ばれるようになっていた。しかし、当の本人は番組を振り返ったブログの中で「大炎上ありがとうございます!悪女の行動にドキドキしていただけました?」と語るなど、バッシングよりも知名度が上がったことに喜んでいる様子を見せた。
長崎にとって、グラビアやバラエティで過激な姿を披露するのは、すべて計算されたことなのかもしれない。そうした彼女の行為を“売名”と呼ぶ人も多いだろう。しかし、常日頃から「子どものころからの憧れは女優」と語っている長崎にとっては、“売名”も夢へ近づくための一歩といえる。今夏にはドラマ『水球ヤンキース』(フジテレビ系)に出演するなど、女優としても着実にステップアップしている長崎。女優業でも過激な一面を披露してくれると嬉しいのだが…。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)