クールビューティーともいうべき完璧なルックスと、レースクイーンをやっていた経歴もあるほど、美しく研ぎ澄まされたスレンダーボディーで2007年12月のAVデビュー以来、長きに渡ってAVクイーンに君臨する冬月かえで。今年6月からはプレステージ専属女優に就任、さらにはCDデビュー、初の写真集発売とノリにノっている彼女に直撃インタビューを敢行。上品な佇まいからは想像もつかない意外な性癖が飛び出した!
――10月8日に初シングル『そのままの君でいて/恋に落ちて-Fall in Love-』をリリースしましたが、もともと歌は得意なんですか。
「歌うことが好きなだけで、お聴かせできるほど上手くはないんですけど(笑)」
――癖のない素直で伸びやかなボーカルが印象的でした。どちらもカバー曲ですけど、原曲は意識しましたか。
「それぞれ岡本真夜さん、小林明子さんの曲なので、楽曲が良いのはもちろんなんですけど、あんまり真似て歌うのもどうかと思ったので、意識はしないようにしました。ボイトレの先生からも『誰かを真似るのではなく、かえでちゃんのいいところが出る歌い方をしたほうがいいね』と仰っていただきました」
――発売記念イベントではファンの前で生歌を披露していますが、もともと人前に出るのは好きなんですか。
「本当は得意じゃないです。自分で意識している訳じゃないですけど、人前に出る時はスイッチがある気がするんですよ。そのスイッチが入っている時は、目立つことも撮られることも好きになるんです」
――そういうスイッチが自分の中にあると知ったのはいつ頃ですか。
「やっぱり、この仕事を始めてからですね」
――AVデビューして8年目で歌手活動をするって驚きませんでしたか。
「驚きましたよ~! 初めてお話をいただいた時は冬月って私のことだよね、みたいな(笑)」
――同時期に初の写真集となる『Maple』(双葉社)も出版しました。今年は一気に活動の場も広がっていますが、もともと、こんなに長くAVをやるつもりはあったんですか。
「続けられればいいなとは思っていたんですけど、こんなに長く続けられるとは思っていなかったです。だから常に、いつ仕事がなくなるんだろうって不安はありますね。胸もないし、どこをウリにしていけばいいのかなって(笑)。ここまで続けられたのは、私がすごいんじゃなくて、皆さんが応援してくれるからなんですよ」
――謙虚ですね~。プレステージにはどんなイメージを持っていましたか。
「清純で年齢層は若めの女の子が多いってイメージですね。タイトルに“美少女”ってつく作品が多いから『私、美少女じゃないのにな…』って思いました」
――またネガティブな発言を(笑)。実際にプレステージ作品に出てメーカーの特色って何か感じますか。
「ナチュラルにこだわっているのかなって。メイクもそうですし、内容も、いかにもAVって感じではなく、ナチュラルな作りになっている作品が多いのかな。監督さんから出される指示も『素の感じで話してください』みたいなキーワードが多いですからね」
――それまでカチッとしたAVに出ることが多かったから戸惑いも大きかったんじゃないですか。
「プレステージさんで最初に出させていただいたのが『新・絶対的美少女、お貸しします。22』なんですけど、あまりAVっぽくないじゃないですか。だから、私、これでいいのかなって戸惑いはありました。役作りもないし、職業柄、カメラの前で素を出すのが分からなくなっていたんですよね」
――素人男優さんの家を訪問する訳ですから勝手も違いますよね。
「スタジオを出て、いろいろなところを回る撮影ですからね。カメラも大きいのがドンとある訳ではなく、幾つか部屋に設置してあっての撮影だったので、どこから撮られているのか分からないので大丈夫なのかなって心配はありました」
――プレステージ2作目の『天然成分由来 冬月かえで汁120%』はどんな内容ですか。
「唾液だったり、汗だったり、おしっこだったり、潮吹きだったりと、人間から出る体液の全てを、いろんな撮り方で見せるという作品です」
――一あまり汗かかなそうなイメージですけど。
「めちゃくちゃかきます。すごい汗っかきなので、この作品に関してはメイクしても落ちちゃうってことで、薄いメイクにしてもらったんです。それでも結局は落ちちゃうので、最後は誰だか分からないという(笑)」
――初めての潮吹き経験はいつですか。
「AVデビュー作で潮吹きしていました。AVデビュー前からプライベートで潮吹きは経験していたんですよ。でも、そんなに自分が潮吹きする体質だとは知らなくて」
――プライベートの初潮吹きは幾つの時ですか。
「確か高校2年生の時です。その時お付き合いしていた人がいて、エッチで愛撫してもらっている時に、何かが漏れた感覚があって。おしっことは違うので、何かなと思ったんですけど、後から潮吹きだと認識して。そんなことが、その彼氏とエッチした時に数回あったんですけど、少しずつ漏れちゃうって感覚から気持ちいいに変わっていって。それでAVデビューしてから男優さんに『かえでちゃんって潮吹きやすいよね』って言われて、『そうなんですか!?』って驚いたんですよ」
――『冬月かえでのMy現場リポート! ~アダルトビデオの裏側お見せします~』は、現在開催中の「AV OPEN 2014」のヘビー級ノミネート作品になります。
「これは、『ザ・AV』って内容ですね。AV現場をリポートするってコンセプトなので、いわゆるAVの王道であるフェラならフェラ、セックスならセックスって見て欲しいポイントを事細かに説明して、それからカラミに入っていくんです」
――他の「AV OPEN 2014」ノミネート作は意識しますか。
「すごい女優さんばかりなので、私は出させてもらえただけでもすごいことだなって感謝いっぱいです」
――またもや謙虚な発言が出ましたね(笑)。続いては『冬月かえで 満足度満点ソープDX』ですが、過去の作品でソープ物の経験はあるんですか。
「デビュー当時に1本あったので、完全なソープ物は2本目になります。私は主観物が好きで、頭の中で妄想がお花畑状態なんですね(笑)。いっぱい妄想しながら語りかけるのが好きなので、この作品で主観の部分は得意分野かもって思いました。完全に自分がソープ嬢になったつもりでやっています」