パクリ疑惑騒動で話題を呼んだK-POPユニット『クレヨンポップ』が日本デビュー! 勝算はいかに?

 昨年、“ももクロのパクリ”疑惑や“ルパン三世主題歌盗作”疑惑騒動で話題を集めた5人組のK-POPアイドルユニット『クレヨンポップ』が11月にポニーキャニオンよりミニアルバムをリリースし正式デビューする予定だ。さらにはそれに先がけて、同ユニットの双子のメンバーによる別ユニット『ストロベリーミルク』のCDリリースも決まったが、K-POPブームが完全に過ぎ去ったといえる日本で、はたして勝算はあるのか?

 改めて、クレヨンポップのパクリ騒動について振り返ってみると、疑惑が発覚したのが昨年の夏頃のこと。まず、ヘルメットを被り上下ジャージ姿という衣装コンセプトや、イメージカラーの割り当てなどが『ももいろクローバーZ』に酷似していると話題となり、その後、年末にリリースしたクリスマスソングでは、ツリーに見立てた衣装も、以前、ももクロがツアーパンフで着用したものに似ていると論議になった。また、同曲のイントロ部分が『ルパン三世』のお馴染みのテーマ曲にウリ二つということでも物議を醸した。

「これらの騒動で興味深かったのは、日本ではなく韓国内で最初に疑惑が持ち上がったこと。当時、日本ではまったく無名のグループであり、当然といえば当然なのですが、この手の騒動はパクられた側が過剰に反応するのが普通ですからね。一部では、“戦略”としてあえてパクリを煽ったのではないか? という見方も出ました。というのも、彼女らのサウンドやステージングに接すればよくわかりますが、K-POPらしくヒップホップの要素が多分に含まれていたり、コミカルなフォーメーションダンスが取り入れられていたり、ももクロとは方向性が完全に異なっていますから、付加価値として“パクリ”を使ったとも考えられます」(音楽ライター)

 また、別のライターはクレヨンポップについてこう語る。

「レディー・ガガが彼女らを気に入り、今夏の全米ツアーのオープニング・アクトに起用しましたが、日韓の人気アイドルグループを隈なくチェックしていると言われるガガが、一番にお墨付きを与えた事実は無視できないでしょう」(洋楽系音楽ライター)

 ガガの夏の全米ツアーのオープニング・アクトと言えば、メタルアイドル『BABYMETAL』が抜擢されたことが日本では大きな話題になった。来日ツアーではももクロがそれを務めて好評を博したわけだが…。

「来日ツアーはともかく、全米ツアーのオープニング・アクトについては、ガガはそもそもクレヨンポップに3カ月間の同行を要請したといわれています。それをクレヨンポップ側がスケジュールの都合で後半を断ったため、BABYMETALにお鉢が回ってきたとも…。それが真実かは定かではありませんが、韓国ではその実績も評価され、予定していた来春の日本シングルデビューに先がける形で、今回のミニアルバムによる本格デビューになったようです」(前同)

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