人間の弱い心が生み出した妖怪や悪霊を、主人公の鵺野鳴介が強い信念を持って打ち負かす、人気漫画『地獄先生ぬ~べ~』(原作:真倉翔/作画:岡野剛/集英社)。学園コメディというジャンルでありながら、人間の深層心理に迫った内容で今なお熱狂的なファンを持つ同作が、今秋日本テレビによって実写ドラマ化された。しかし11日の初回放送を終えて、ファンたちから噴出したのは、「ひどすぎる」「原作が台無し」といった落胆の声だった。
ネット上の意見を総合すると、「原作ファンよりもキャストのファンに向けられたドラマ」であることに憤りを感じている視聴者たち。特に、原作でヒロインのひとりを務める“ゆきめ”役に抜擢された元KARAの知英(ジヨン/20)への評価は低く、「片言すぎる」「衣装も演技もクオリティ低すぎ」などのコメントが多発している。また、妖怪つながりということから、現在人気絶頂にあるゲームソフト『妖怪ウォッチ』のパロディネタがあったり、玉藻京介役で出演している速水もこみち(30)の“オリーブ・オイル”を使うシーンなど、原作を無視した仕上がりには、多くの非難が寄せられている。
しかし、そんなドラマの中にあって絶賛されているのが、グラビアアイドルの佐野ひなこ(20)だ。今夏放送されていたドラマ『水球ヤンキース』(フジテレビ系)に引き続き連ドラ出演を果たした彼女は、言わずと知れた、バスト84センチ、ウェスト51センチという驚異のボディの持ち主で、目下グラビア界でもっとも注目を集めている逸材。今月6日には、1st写真集『Hinako』(講談社)を発売しているが、Amazonランキングの「タレント本」「タレント写真集」で堂々の1位(10月13日現在)を獲得するなど、その人気ぶりは他のグラドルたちを圧倒している。
「まるでアニメの世界から出てきたようなスタイルは、これだけ多くのグラビアアイドルがいる中でも群を抜いています。加えて、あの愛らしい笑顔ですからね。写真集が売れないわけがありません。ただ、今年に入ってからドラマへの出演が相次いでいますので、今後は女優業へ本格的にシフトするつもりなのかもしれません。そうなると、当然ながら肌の露出も減っていくでしょうから、ファンには少し心配ですね。女優として脱いでくれるのなら大歓迎なのですが…」(芸能ライター)
正月に放送された『大東京トイボックス』(テレビ東京系)を皮切りに、『私の嫌いな探偵』(テレビ朝日系)や『恋文日和』(日本テレビ系)などのドラマに登場した佐野。それぞれ1話のみの端役であったが、夏には前述したように『水球ヤンキース』にレギュラー出演し、そして今回の『地獄先生ぬ~べ~』への抜擢と、確かに女優として着実にキャリアアップしている。彼女の目には女優という目標がしっかりと映っているのかもしれない。