だが、その一方で映画評論家の浜村淳氏は、北川のことを「今までで一番インタビューしづらかった女優」「こちらが何を質問してもムスッとした態度のまま質問にロクに答えない」とラジオ番組の中で痛烈批判している。浜村は「映画会社から(取材依頼の)話がきても二度と受けない」とまで言い切るほど。過去には一部週刊誌で「冷たそうな見かけそのまま収録現場でも愛想がない」「スタッフが挨拶してもフンと横を向くような態度をとることがある」などと暴露されたこともある。男性の前でだけ「親しみやすい女」を演じているのか、それとも本当にサバサバ系の飾らない性格なのか。一体、彼女の真の姿はどのようなものなのだろうか。
「女性同士の付き合いが苦手というのは、現場でも感じますね。男性スタッフには愛想がいいのですが、明らかに女性スタッフには冷たい。そういう意味で根は非常に女性的です。といっても“裏表”があるわけではなく、とにかく女性との付き合いを極力減らしたいようです。女同士で気を使うより、男の前でサバサバ系をやっていれば誰もが優しくしてくれるのですから、そうなってしまうのも無理はないでしょう」(芸能関係者)
北川のような美女ともなれば、同性からのやっかみは多い。女同士の付き合いを敬遠したくなるのは仕方ない部分もある。だが、現場の空気まで悪くするようでは周囲から非難されてしまうのではないだろうか。
「北川が女性スタッフに冷たかったのは事実ですが、それで『HERO』の現場の空気が悪くなったわけではありません。大ヒットドラマの続編として、フジテレビが社運を賭けた作品でしたから、スタッフにも出演者にも相当なプレッシャーがかかっていました。そのために現場ではいざこざが絶えず、空気が悪くなってしまったんです。それが尾を引き、高視聴率を獲得しても大団円とはならず、打ち上げの雰囲気は悪いままでした。それなのに北川バッシングの記事が出ているのは、撮影中から彼女の陰口をたたいていた一部のベテラン女性スタッフから情報が流れたためでしょう。単なるやっかみですね」(前同)
北川が女性スタッフ受けの悪い存在であるのは確かなようだが、それが原因で現場や打ち上げの空気を悪くしたわけではないようだ。ともあれ、彼女のサバサバした性格は見ていて気持ちのいいものなので、同性からの嫉妬に気をつけながら、今後も親しみやすい笑顔を振りまいてほしい。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)