確かに、川口はバラエティ番組でお笑い芸人のFUJIWARA原西孝幸(43)のギャグを完コピしたり、『Mr.ビーン』の顔マネをしたりと、他の清純派女優とは一風変わったところがある。また、映画『好きっていいなよ。』のキャンペーンでは、司会者にキスを振られた彼女が恋人役の福士蒼汰(21)の頬に躊躇なくキスしてしまい、会場の福士ファンから悲鳴が上がったエピソードもある。天然すぎて異性に対しての意識が希薄なのだろうか? 千葉の言う“年下の女優”が、ネット上で指摘されているように、もし本当に川口だとしたら、それは彼女の天然ゆえの無邪気なボディタッチだったようにも思える。
そんな“無邪気”で“天然”な川口だが、忘れてはいけないエピソードがある。それが“低視聴率女王”騒動だ。
3月放送の『アナザースカイ』(日本テレビ系)に出演した川口は、民放連続ドラマの最低視聴率を更新した主演ドラマ『夫のカノジョ』(TBS系)について触れ、「(視聴率は)気にしないとは言ってましたけど、めちゃめちゃ気にしてたし、みんながフォローしてくれるのが逆に悲しかった」と当時の本音を明かし、繊細な性格の一面も見せた。その直後には、ネット上で「こんなに素直な子はなかなかいない」「応援したくなる」と好意的な反応が続出した。最近ではドラマ『金田一少年の事件簿N』(日本テレビ系)シリーズのヒロイン役が好評のまま終了し、CM出演なども増え、女優として確実にステップアップすることとなった。
今回、思いもよらぬ“痴女疑惑”で名前が上がってしまった川口。“低視聴率女王”騒動以降の大逆転劇よろしく、こういった話題こそバネに、天然キャラの物怖じしない女優として、テレビで堂々と『久しぶり、チン!』を披露してほしいものだ。
(文=坂上五郎)