Berryz工房・嗣永桃子が『サメ漁』で見せた、“プロフェッショナルなアイドル”としての意識の高さ


 2002年に『ハロー!プロジェクト・キッズ』の一員となり芸能界デビューしたももち。2004年、アイドルグループ『Berryz工房』のメンバーとなり、3年後には同じくBerryz工房のメンバー・夏焼雅(22)、『℃-ute』のメンバー鈴木愛理(20)と、ハロプログループから選抜されたユニット『Buono!』を結成し活動を続けている。また、テレビでは“ぶりっ子キャラ”が注目され、数々のバラエティ番組に出演。2011年には「yahoo! きっず」にて掲載された『子どもに流行った言葉ランキング』で「ゆるしてニャン」が第1位になるなど脚光を浴び、同様に、小指を立てて放つ「こゆビーム」「おとももち(お友達の意)」などの名言が広く認知されている。

 そんなももちを評して、プロデューサーであるつんく♂(45)が彼女に送ったメールがある。彼女自身がブログに掲載したそのメールは、「やさしくて、おどおどしてて、疑い深く、かまってちゃんで、さみしがり…」という、一見、褒めてはいないような内容。だが、このメールでつんく♂は、今の嗣永のキャラクターを“防御”ととらえており、防御の裏に隠された本当の嗣永の姿が魅力であると綴っていた。

 アイドル活動以外では、「将来は保母さんを目指している」ということを公言している彼女。小学校の教育実習を行った経験があり、今年3月には芸能活動と並行していた大学をしっかりと卒業した。このように、あらゆるメディアを通して読み取れるももちの本性は、ただの“ぶりっ子アイドル”ではなく、意識の高い“プロフェッショナルなアイドル”といえる。

 今回の放送は、番組タイトルである“ミスマッチ”などでは決してなく、ももちのアイドルとしての高い意識がひしひしと伝わる番組だった。しかし、気になるのは将来の夢。ある日突然、「保母さんになります! ゆるしてにゃん♪」などと引退を表明したりしそうで…。ファンにとってはそれが一番の不安要素かもしれない。
(文=ozaki)

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