まさにグラビアアイドルの需要は“パーツ”に限られていると言っても過言ではない。「尻推し」「胸推し」「くびれ推し」と言った、彼女たちの武器となるパーツがいかにファンの欲求に応えられるかが、グラビアとしての生命線なのである。
このようなグラビア業界の動向は、今後さらに競争を激しいものとさせるだろう。「スタイルがいい」「顔がかわいい」だけでは勝てないからだ。しかし、そんな彼女たちの苦悩とは逆に、私たち男性陣からすると「細かなニーズにも応えられる」という嬉しい傾向でもある。グラビアアイドルたちは、男が持つ“フェティシズム”を、独自の武器を持って刺激してくれる。
例えば、9月20日に最新DVD『恋してラフランス』(ギルド)を発売した佐々木麻衣(25)は、しなやかなクビレが魅力だ。168㎝のボディを支えるヒップと、そこからウエストにつながる曲線は、まさに成熟したラフランスのようであり、ネット上では「エロすぎる曲線」「顔にまたがってもらいたい」などの声も上がっている。また、『ミスFLASH2013』の覇者でもある階戸瑠李(しなとるり/25)は、鍛えられた腹筋が自慢だという。しなやかで女性らしいボディもさることながら、お腹の中心にほっそりと入った筋を魅力に感じる“腹筋フェチ”男性は意外に多い。
今のグラビア業界の行く末は、男が持つ“フェティシズム”に訴えかける高度な心理戦なのかも知れない。同じように見えるイメージDVDや写真集でも、それぞれ違った見方で楽しむことができる。私たち男性陣は、自分自身の根底にあるフェティシズムに正直になり、括目して彼女たちのボディの“パーツ”を見ていくことで、よりグラビアを楽しむことができるのである。
(文=ozaki)