「日本におけるK-POPブームが停滞ムードの中、どのくらいの順位に食い込んでくるのか注目されましたが、8位というのはまずまずの成績でしょう。最終的にウィークリーランキングでどうなるのかが重要になってきますが、8月にリリースされた新生KARAの『マンマミーア!』の最高位が6位だったので、ぜひその上を狙いたいところです。成績が良ければ、日本での活動の幅も広がるはずです」
織田氏は、AOAが日本で活躍するには、まずKARAを超えなければならないだろうと指摘するが、セクシャルな魅力に溢れた「ミニスカート」のMVを見る限り、彼女らのライバルはKARAというよりも少女時代だろう。だが、今年12月に初の東京ドーム公演を控える少女時代の人気は日本国内でもいまだに高い。果たしてAOAは、スーパーグループと呼べる少女時代と肩を並べて活躍することができるだろうか。
「さすがに現時点で少女時代と比べるのはおこがましいですよ。バンドのメンバーも擁しているAOAに、少女時代のような統制のとれたハイレベルなダンスを求めるのは無理というもの。少女時代やKARAなどとは別のジャンルのグループとして捉えるのが正解でしょう」(前出)
では、話題になっているエロティックなダンスこそがAOAの最大の魅力なのだろうか。
「確かに刺激的な部分は彼女たちの最大の武器ですが、そうは言っても今回の『ミニスカート』の振りつけが限界でしょうね。今の日本には根強い嫌韓ムードがありますし、ヘタなことをすれば一気にバッシングを浴びる可能性もあります。ただ、彼女らはT-ARAのように日本デビューを果たしながら、あくまで韓国での活動をメインにやっていくという見方もあり、今後の展開は未知数です。当面は日本の反応を様子見するのではないでしょうか」(前出)
男性からすると“セクシー韓流ブーム”なんていうのは大歓迎。韓国内で放送禁止になってしまうのであれば、ここはひとつメインの活動場を日本にして、思う存分セクシーなパフォーマンスをしてほしいところだ。
(文=ニイゼキユウジ)