2010年に放送され、鈴木京香(46)と長谷川博己(37)による禁断の不倫愛が話題を呼び、社会現象まで巻き起こした『セカンドバージン』のヒット以降、NHKのドラマには、過激な作品が相次いでいる。たとえば2011年に放送された、真木よう子(31)、木村多江(43)、夏帆(23)の3人が姉妹を演じた『カレ、夫、男友達』は、それぞれの恋模様を、異なるセックス観で赤裸々に描いた内容だとして注目を集めた。特に真木のベッドシーンと推定Fカップの夏帆のオッパイが揉みしだかれる場面はかなり刺激的だったと評判だ。
また、草刈民代(49)が主演を務めた2012年放送の『眠れる森の熟女』は、夫から離婚を迫られている主婦が、働き始めたホテルの若い御曹司と恋に落ちる物語。2013年には、井川遥(38)を主演に据え、義理の息子と関係を持ってしまう『ガラスの家』が放送され、濡れるような喘ぎ声を漏らす井川の濡れ場や濃厚なキスシーンは、ネット上でも話題になった。前述の関係者が指摘したように、これだけ大人の女性たちの危険な恋物語がドラマ化されているのは、やはり視聴者の多くがそれを見たいと願っているのだろう。
NHKドラマに続いて、上戸彩(29)主演の『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)がヒットし、巷では女性の不倫が何かと話題になっている。秋の新ドラマにも大人の女性の恋模様を描いたものがラインナップしている。今後も、こうしたドラマのトレンドは続くだろう。しかし、そのブームの裏には、危険な恋愛を求める大人の女性がいると思うと、単に「エロい!」と浮かれているわけにはいかないかも…。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)