不倫騒動で引退! なぜプロレスラーはモテるのか


 芸能界にはプロレス好きのタレントも多いが、坂口杏里(23)はプロレス団体『ドラゴンゲート』のファンでよく試合も観戦しているようだ。美保純(54)はオカダ・カズチカ(26)のファンで、一緒に食事している姿をTwitterでアップなどしている。最近話題になったあびる優(28)の結婚相手・才賀紀左衛門(25)も、格闘家でありながらプロレス団体DDTのリングにプロレスラーとして上がっている。AKB48の倉持明日香(25)はTシャツを購入するくらいの“黒天使”沼澤邪鬼(37)のファン。彼は、石川晋也と同じ大日本プロレスのプロレスラーだ。

 その大日本プロレスだが、狂ってたようなデスマッチを行う過激なプロレス団体で、名物の『蛍光灯デスマッチ』では、ロープに蛍光灯を巻き付けて試合をする。当然ロープに選手が投げられた場合蛍光灯が飛び散り、リングサイドの客にも割れた破片の雨が降り注ぐ。この安心して見ていられない緊張感が、女のコに“吊り橋効果”を与え、その中で果敢に戦うプロレスラーを好きになってしまうのかもしれないが…。

 クレームに過敏で自主規制が多くなり、エンタテイメントがどんどん丸く柔らかくなってしまう今の時代。プロレスラーくらいはその流れに逆行し破天荒な生き方をしてほしいし、また、プロレス界というのは、そういう世間からハミ出した暴れん坊の受け皿でもあってほしい。石川晋也は、関本大介(33)・佐々木義人(32)と並ぶ、大日本プロレスのストロングスタイル路線のメイン選手だ。ほとぼりが冷めた頃に復活して、この事件もネタにできるくらいになっていてほしいものだ。

 プロレスラーが破天荒な生き方をしてモテるのはいいのだが、あわや大惨事という事件もあった。2002年11月、新日本プロレスの棚橋弘至(37)が、交際していた女性タレントの家で、別れ話のもつれから背後から刃物で刺されるという事件があった。棚橋は負傷しながらも自力で原付バイクに乗り、自力で病院にかけ込み一命を取りとめた。今ではプロレスラーの強さをあらわすエピソードになっているが、一時は人体の総血液量(体重のおよそ8%)の約3分の1にあたる1.7リットルもの血液を失い意識不明になったとか…。あわや殺人事件手前という笑えない話である。プロレスラーのみなさんは、豪快な人生を歩みながらも、後ろから刺されるのにだけは気をつけてほしい。
(文=郷田ゴー)

●郷田ゴー(ごうだ・ごー)
職業:ルポライター。恋愛研究家。
裏モノJAPAN、週刊プレイボーイ、週刊SPA!等に原稿執筆。
『5時に夢中!』(TOKYO MX)に多数出演。
過去に吉本興業で売れない芸人をやっていたことも…。
著書『今さら聞けない本当の恋愛入門』(宝島SUGOI文庫)
実録! 美女ナンパ突撃ルポ やってみたらこうだった』(宝島SUGOI文庫)

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