BABYMETAL、米ビルボード「ワールドアルバムチャート」で1位を獲得! 海外人気はホンモノなのか?


「ビルボードの総合チャート187位は、日本人として快挙であることに違いありません。しかし、近年では宇多田ヒカル(UTADA名義)が69位、DIR EN GREYが114位に入っており、そのいずれも全米進出は成功したと言いがたい。それより順位が下回っているのですから、あくまで一部にウケているくらいでしょう。また、ワールドアルバムチャートも前週の1位は韓国の男性アイドルグループ『SUPER JUNIOR』ですが、同グループがアメリカで人気という印象はありませんよね? それと同じことです」(音楽関係者)

 どうやら一部メディアなどがあおっている「海外で大人気!」というほどの状況ではないようだ。これまで日本人アーティストによる惨敗の歴史が繰り返されてきた海外進出と同じ結果になるのではないかと心配になるが、彼女たちには光明があるという。

「日本人アーティストの海外公演でよくあるのが『客は日本からの遠征組と現地の日本人だけ』というパターン。今までの『全米進出!』はほとんどがそうでした。しかし、彼女たちの海外ライブは日本人だけでなく、間違いなく現地のファンが大勢駆けつけている。『大人気』は言いすぎだとしても一部に人気があるのは確かですから、これは大きな違いです。着実に海外向けのパフォーマンスや現地公演を積み重ねていけば、本当に絶大な海外人気を獲得することも不可能ではない」(前同)

 一朝一夕に大スターになれないのは日本でも海外でも同じ。同グループはワールドツアーの追加公演として、11月にロンドンとニューヨークで公演することが決定しているが、そうやって地道に活動していけば確実に海外のファンは増えていく。ただのあおり文句ではない正真正銘の「世界のBABYMETAL」になるのも夢ではないだろう。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

men's Pick Up