そんな小島の失態に、劇団ひとり(37)が便乗して、梶が登場する前には、「いったい誰が出てくるのか楽しみですね~」とネタにすると、吹っ切るしかないと思ったのか、当の小島も「誰が来てくれるんですかね…」と何とかその場を盛り上げようと、挽回する素振りを見せていた。しかし、そんな小島に対して、司会の明石家さんま(59)が、「あんた、司会者潰すね」「さんまを潰した女」とツッコむと、さすがの小島も意気消沈して、「(さんまさんが潰れるなら)私が消えます…」と涙目になっていた。
小島といえば、昨年11月に放送された『さんま&くりぃむの芸能界(秘)個人情報グランプリ』(フジテレビ系)で、五月みどり(74)とデヴィ夫人(74)が「ちょっと意外な特技部門」コーナーでグランプリを争う中、その流れを無視してアニマル浜口(67)の腹芸をグランプリに選出し、納得のいかないデヴィ夫人から、「番組を台無しにした整形疑惑の KYタレント K.R」とブログで批判された過去がある。
予定調和を破壊した小島の発言にデヴィ夫人はキレたが、今回番組のメインを務めていたさんまは、その後に出演した『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)で、「小島は間違っていない」と明言している。何よりも笑いを1番に考えるさんまにとって、スタジオでウケた小島のKYさが笑いの要素になっていることは間違いない。だからこそ、この日の番組にも小島は出演陣に名を連ねていたのだ。番組演出を崩壊させる彼女の天然ぶりに頭を抱えているスタッフもいるだろうが、それも笑いに変えられれば、バラエティとして成立する。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
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