そんな番組が、12日深夜の放送で「ナンパ」をテーマに特集した。もちろん女子の欲望をテーマにする番組であるため、その内容は女子目線のナンパ。つまり、ナンパ待ち女子のテクニックが公開されることとなり、逆にいえば、ここで紹介された要件を満たす女子はナンパ待ちの可能性が高いということになる。そのナンパ待ちテクは以下のとおり。
1、色つきカクテルを飲むこと
2、人の動きのある場所にいること
3、携帯電話を触るなどの作業をしないこと
4、隙のある服装をすること
番組によると、色つきのカクテルなど、一見するだけでは何かわからないドリンクは、「何飲んでるの?」などと男性から声をかけられやすく、それだけきっかけが多いという。そして、バーのカウンターやトイレなど、人の動きのある場所は大勢の人が利用するため、出会いを求める女子にはうってつけの場所であると紹介されていた。また、スマホなどをイジっていては顔も下を向いてしまい、男性は声をかけづらく、さらに、有名ブランドで一式揃えたような服装は、男性にはハードルが高く見えるため、ニット素材のものを着用するなどで隙を作り、カジュアルに声をかけられるような態勢をとることが女性のナンパ待ちテクと分析していた。
つまり、カウンターの前でカクテルを飲み、周囲を気にしているニットの女性はナンパ待ちの可能性が高いということ。確かに、銀座のある最新のナンパスポットといわれているバー『333(トリプルスリー)』に潜入取材をした番組では、ニット帽をかぶった女性スタッフがもっとも男性から声をかけられていた。この番組を見た女性視聴者の中には、さっそくニットを着て外出を考えている人もいるかもしれない。番組のMCを務める大久保は、自身の最新ナンパ事情として、8年前に朝方の西荻窪で、歯の抜けた男性から「ホテル行かない?」といきなり言われた経験を語っていたが、そんな彼女も今頃はタンスの中からニット素材の服を物色しているかもしれない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)