ソニー・ミュージックレコーズが企画する『女性の夢を叶える応援プロジェクト』として、5人組のガールズバンド「LAGOON(ラグーン)」が今秋にデビューすることが発表された。メンバーはカフェ店員、一児のママ、学生、救急救命士、女優と、互いに面識のない異なる職業。全員が“二束のわらじ”で音楽活動をスタートさせる。
11月26日発売のデビュー曲「君の待つ世界」は10月より放送のアニメ『まじっく快斗1412』(日本テレビ系)のオープニングテーマになることが決定しており、毎週更新される公式YouTubeチャンネルで情報が発信されるなど、一大プロジェクトとして期待を集めている。
だが、現在のところ全員の名前や顔が伏せられており、いわゆる「覆面バンド」状態。その中でもボーカルを務める「女優M」が誰なのかと注目を集めている。
まだ「大人の事情で発表できない」ということだが、ネット上では公開された動画の歌声や話し声から、女優の瀧本美織(22)ではないかとの意見が数多く上がっているようだ。
瀧本といえば、2010年に映画『彼岸島』でヒロイン役で女優デビューし、同年のNHK連続テレビ小説『てっぱん』の主役に起用されてブレイク。その後も人気韓国ドラマのリメイク版『美男ですね』(TBS系)の主演など、シンデレラストーリーのような順風満帆さだった。だが、ここ数年は代表作になるような作品がなく、事務所の期待に反してあまり活躍できていない印象があった。
しかし最近は露出が再び増加し、バラエティー番組『アナザースカイ』(日本テレビ系)の新MC就任や、11月から上演される行定勲監督の演出舞台で新境地となる「娼婦役」を演じることが決定するなど、復調の兆しが見え始めている。
「女優デビュー初年度から映画の主演・朝ドラ主役と大々的に売り出したものの、才能があるのに上手く生かせず、事務所も戦略に苦心していたようです。そろそろ新しい売り方をしなければならないと考えていた事務所側は、彼女の天真爛漫な性格や意外な歌唱力の高さに目を付けた。バラエティー出演や音楽活動で話題をふりまき、女優としても躍進を狙うという戦略です」(芸能関係者)