【ネットナンパ】築数十年のオンボロなラブホテルにて

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Ilustrate by ながおか

 性欲の秋がやって来た!! まっ、24時間365日いつでも発情中の筆者トコショーにとって季節なんてものはあまり関係ないのだが……。

 その日も旺盛すぎる性欲を持て余しながら、出会える系サイトを物色していたのである。

 
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ちょっと緊張してます(汗) 
 
初めましてユナです。
こういうサイトに登録するの初めてなので緊張してます。 
 
学生時代からあまり出会いがなくて、大人びた関係に憧れてます。
でもエッチの経験は何回かあります。 
 

私が受け身になってしまうので、それでも構わないという大人な男性からのご連絡お待ちしています。 
 
今日の夜か明日の夕方くらいなら時間が取れるのでご検討お願いします。 
 
 
 
09月0*日10時48分
受付メール数:2/10 
 
♀ユナ 
 
24歳
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 この書き込みを見つけたのは筆者愛用サイトの一つである【イククル】でのこと。「ヒミツ掲示板」内の「すぐ会いたい」カテゴリーでご覧のユナちゃんを発見したのである。

 エッチの経験が少なく、受け身主体ってことは、筆者の好きなように染め上げることができるってもんだ。エロエロでアクティブな女性との交尾も楽しいが、こうしたウブな娘を優しく優しくオーガズムに導いてあげるのも大好きなトコショー。

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 ユナちゃんがこの書き込みを行ってから10分ほど経過していたが、既に2人の男性が彼女にアプローチしているようだ。なんだかんだ言っても、こういうウブっ娘は人気が高いのである。

 筆者も負けじと、遅まきながら参戦を決意してアプローチを開始!

 
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こんにちは、ユナさん。 
 
新宿のデザイン事務所に勤めるショーイチ、32歳です。 
 
さきほどたまたまサイトにアクセスしたら、ユナさんの書き込みを発見しました。 
 
平日の夜ならいつでもヒマしてますし、土日なら一日中ヒマしてることが多いです。 
 
ここ最近ずっと仕事漬けだったので、リフレッシュをかねてユナさんと楽しく時間を過ごしたいって思ってます。 
 

もう既に相手が決まってしまったかもしれませんが、ご検討してもらえると嬉しいです!!
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 こんなファーストメールをポチっと送信。いつもより若干丁寧な言葉使いで誠実さと紳士な大人をアピール。これはこういう遊びに慣れていない女性に安心感を与えるのに有効なのである。

 ま、アラウンドフィフティーの筆者が32歳と偽るなんて誠実でもなんでもないのだが、その辺はご愛嬌ということで……。

 すると5分もしないうちに返信が届き、サクっと交渉成立。その日の夜に新宿で待ち合わせすることになったのであった。

 待ち合わせ場所で待っていると、時間通りに一人の女性が近づいてきた。あらかじめメールで聞いていた通りの服装で、うつむきながら筆者目指してくるその女性。

 さっそくアイオブザタイガーで獲物を吟味するトコショー。体型は中肉中背でどこにでもいそうな感じである。ちょっと長めのスカートだが、見えている部分から判断するに脚の形も悪くなさそう。髪の毛もちゃんと整えられていて清潔感もバッチリだ。

 筆者のほうからも近づいていき、声をかけてご対面。

 
「こんばんは、【イククル】で約束していたショーイチです」

 
 ここでようやくユナちゃんが顔をあげた。
 
 
 
 
ゴ、ゴツい!?
 
 
 
 
 頬骨やアゴ、エラなど全体的にごつごつしている感じなのだ。芸能人で例えるとタレントのKABA.ちゃんを彷彿とさせる顔つきである。

 筆者トコショーは完全なノン気だ。元男性のタレント・佐藤かよのチンポなら一晩中でもフェラチオして差し上げたいところだが、KABA.ちゃん相手にそれは無理!

 一瞬挫けそうになるトコショー。こりゃ、久々のごめんなさいコースか?

 だが、土俵際で踏ん張るのがトコショーである。実はここ最近になって老眼が始まってしまった筆者。近眼のくせに老眼になってしまったのである。それゆえ、同衾していてもよほど気合を入れて見つめないと相手の顔はボヤけたままなのだ。

 そんな筆者の視力の弱さを武器にすれば、KABA.ちゃん似のユナちゃんであってもなんとか喰えそうである。

 
「ユナちゃんだよね? 今日はよろしくね!」 
 
「は、はい。こちらこそよろしくお願いします」

 
 ペコっとお辞儀をするユナちゃん。うん、こういう礼儀正しい娘は嫌いじゃない。いや、むしろ好感が持てるではないか! 数十分後にはこの娘と交尾しているんだと想像すると、早くも股間がむずむずしてきた。

 こうして彼女をホテル街にエスコートして、かなりグレードの低いラブホテルに到着。

 そのホテルは筆者が始めて歌舞伎町のホテルを利用した20年近く前から存在しているところだ。そのほとんどが畳敷きの部屋で、浴室付近の畳は水分を吸ってしまい変色している部分が多い。

 そんな和風の部屋に不釣り合いなキングサイズのベッドは、あちこちガタもきている。以前、このホテルの部屋でハメ撮りをしたこともあるのだが、ギシアンの「ギシ」の部分が大きすぎて女性のアエギ声が聞こえなかったほどである。

 無事に入室し、まずはユナちゃんが先にシャワーを浴びることに。筆者は一服しながらテレビを点けてアダルトムービーを鑑賞開始。色白の巨乳ちゃんがナースの格好で患者さんと交尾しているAVだ。
 
 
 
 
ギンっ!
 
 
 
 
 AVなんざ吐くほど見ている筆者だが、下半身はいつだって正直だ。痛いくらいに勃起する我が愚息。このままAVを流しっぱなしにしていれば、この後の交尾もすんなり上手くいきそうである。

 だが、エッチの経験の少ないユナちゃんにそれはちょっと酷だろう。後ろ髪引かれる思いでテレビを消したトコショーなのであった。

 その後、筆者も軽くシャワーを浴びてからプレイスタート。

 部屋を限界まで暗くして、仰向けになったユナちゃんの隣に横たわる筆者。

 
「まだ、緊張してるかな?」 
 
「は、はい少し」 
 
「メールでも約束した通り、ユナちゃんの嫌がることはしたくないんだ。だから嫌なことがあったらすぐ教えてね」 
 
「は、はい」 
 
「じゃ今から愛撫するけど、気持ちいいのがあったら教えてくれる?」 
 
「え?」 
 
「あ、恥ずかしいよね。だから、続けて欲しい愛撫があったら気持ち呼吸を激しくしてくれる?」 
 
「そ、それならできそうです」 
 
「だよね。“アンアン”とか“もっともっと”とかは恥ずかしいだろうけど、それくらいなら大丈夫だよね?」 
 
「フフ、ホント優しいんですね」 
 
「そんなことないよ。どうせエッチするらなお互いに気持ち良くならなきゃもったいないでしょ」 
 
「はい、じゃあよろしくお願いします」 
 
「キスマークや歯型も付けないようにするから安心してリラックスしてね」 
 
「はぁい」

 
 軽いキスから始め、徐々に愛撫を激しくしていく筆者。

 そして彼女の乳首を吸いながら左手でもう片方の乳首をいじり、さらに右手でクリちゃんの付近をサワサワした時のこと。
 
 
 
 
ハァ、ハー、スゥ、はぁ……
 
 
 
 
 かなり違和感があったのだが、ユナちゃんの呼吸音が大きくなったのである。

 そのサインを無言で受け止める筆者。相手と気ごころが知れていれば、「これがいいのかな?」と言葉で辱めるところだが、初対面のユナちゃんにそれを行うのは危険すぎるからだ。

 彼女のリクエストに応じる形でその愛撫をさらに激しくしていくトコショー。
 
 
 
 
ジュプぴチュ、じゅぴチュくちゅ
 
 
 
 
 アっという間にズブ濡れになるユナちゃんのヴァギナ。
 
 
 
 
“あれ? これならクンニしなくてもいいんじゃね?”
 
 
 
 
 愛撫をしながらさきほど鑑賞したAVのシーンを思い出す。
 
 
 
 
ギンっ!!
 
 
 
 
 我ながらよくできた息子である。親の心を汲み取ってすぐに臨戦態勢を取ってくれるのだ。
 
 
 
 
「も、もう我慢できないからゴムを着けるね」
 
 
 
 
 本当はまだまだ余裕だったのだが、必要以上に興奮している体を装い枕元のゴムを装着。

 そして、正常位の態勢でインサート開始!
 
 
 
 
ヌプ、にゅぷぐじゅじゅニュ
 
 
 
 
 時間をかけてゆっくりと少しずつ愚息を埋没させていく。1分近くかけて8割ほど挿入し、最後は一気に突き刺すような感じで奥まで挿入!
 
 
 
 
「あ、あ、アーーーーーーー!」
 
 
 
 
 突き刺すと同時に、背をのけ反らせて大声をあげるユナちゃん。

 突然の大声にしばし戸惑うトコショー。そして間を置いてからユナちゃんに問いかける。

 
「もしかして、イっちゃったの?」 
 
「(コクン)」

 
 呼吸を荒げたままで筆者の質問に応えるユナちゃん。
 
 
 
 
ポッ!
 
 
 
 
 な、なんて可愛いんだ! こんなに感じやすいのなら、たっぷりクンニしてあげればよかった! 一瞬後悔したものの、その頃には暗闇に目が慣れてしまっていたので、KABA.ちゃん似の顔が視界に入ってしまう。
 
 
 
 
ギュム!
 
 
 
 
 きつく目を閉じて、ゆっくりと腰を振り始める筆者。
 
 
 
 
「あ、アン、あ、あーーーーーーーーーーーーー!」
 
 
 
 
 またエクスタシーに達した様子のユナちゃん。

 それでも目を瞑ったまま腰を振り続けるトコショー。
 
 
 
 
ふぅ。
 
 
 
 
 早漏の筆者にしては珍しく5分近くは挿入していただろうか。ユナちゃんの締りは決して悪くなかったのだが、長持ちしたのはKABA.ちゃん似の顔のおかげだろうか。

 その後、サクサクっと帰り支度を終え、ホテルを出る。

 二度目のデートがないであろう女性と別れる際は、ホテルを出た途端にバイバイするトコショー。だが、こういう遊びに慣れていないユナちゃんをホテル街のど真ん中で置き去りにするのはいただけない。

 しぶしぶ、駅の付近まで送って行きサヨウナラとなった。

 こうしたハズレの経験は決して少なくはない。だからこそ、当たりの女性に出会った時の喜びが大きくなるのだ。

 高校球児がたくさんの素振りを経て、甲子園で活躍することを夢見るのと同じだろう。

 これから先も、愚息が元気でいてくれる限り精進し続けようと心に誓うトコショーなのであった。

(文=所沢ショーイチ)

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