また、パンサーの尾形貴弘(37)が、現在交際している彼女に車を買おうと思っていると告白しながら、「西麻布で…、キャバクラみたいなところがあって、意気投合して…、バリアン(ラブホテル)行きました…」と告白。支離滅裂な言動を繰り返す尾形には、淳も有吉も腹を抱えて笑っていた。
「番組の最中にも、淳さんは何度も『久々の緊張感』と口走り、最後には『ドキドキしたテレビをお送りできたのではないでしょうか』と満足げにまとめていましたね。日ごろから今のバラエティの元気のなさを憂える淳さんとすれば、今回のような刺激的な企画をやりたかったのでしょう。そんな淳さんの期待に応えるように、タレントさんたちも体を張ったカミングアウトをし、これだけネットを中心に話題になっているのですから、大成功といえるのではないでしょうか。生放送ならではのガチャガチャした感じは否めませんが、今のバラエティでここまで思い切ったことをできるのも『ロンハー』くらいですね。残念だったのは、大抜擢されたにもかかわらず何も結果を出せなかった脊山さんですよ。これだけの大舞台で、何一つコメントできなかったのですから、今後の仕事にも影響が出てしまう恐れもあります」(業界関係者)
確かに、せっかくの大一番にもかかわらず、ただグダグダと何も言わなかった脊山には、多くの視聴者が苛立ちを覚えたことだろう。そしてそれ以上に、制作サイドや脊山の事務所のスタッフなどが彼女に落胆したに違いない。もちろん、芸人たちが暴露合戦を展開する中で、元アナウンサーである脊山が簡単に結果を出せるとは思えないが、それでも何か爪あとを残さなければ、今後につながらないのがバラエティの世界。自ら浮気を告白し、過去の恋愛を暴露した芸人たちより、もっとも手痛いダメージを食らったのは、何も暴露できなかった脊山だったといえる。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)