金銭的にも人気も落ち目傾向という浜崎。先日、約1年半ぶりにリリースした最新アルバム「Colours」も週間オリコンチャートで初登場5位と微妙な結果。6位に入った元AKB48の板野友美(23)のファーストソロアルバムに危うく負けるところだった。
もはや現在の浜崎は「ギャルのカリスマ」「日本の歌姫」と呼ばれた全盛期に比べて見る影もない。だが、かつてのヒット曲はいまだにカラオケで歌われ、その印税だけでも相当なもの。一説には全盛期に蓄えた総資産は数十億円といわれ、いくら最近は人気凋落が著しいとはいえ建てたばかりの邸宅を売りに出すほど困っているようには思えないのだが…。
「近年、売上が下がり続けている浜崎はエイベックスの中で“お荷物”となっている。多額の宣伝費をかけながら売上低調の浜崎が出した赤字を、ほかのアーティストの黒字で埋めるような状態が続いていましたからね。最近は宣伝費がガッツリと削られ、浜崎自らが“結婚芸”や“空港芸”で話題づくりをしなければならなくなった。浜崎と一心同体の存在だった松浦勝人社長でさえも、宣伝予算を削ることを了承しなくてはならないほど、社内で立場が悪くなっています。その冷遇が不満な浜崎は、エイベックスからの独立をチラつかせて幹部を牽制している。その駆け引きとして、自宅を売却することで『独立資金を用意したのでは』と思わせる意味もあったようです」(レコード会社関係者)
独立をチラつかせて引き止めてもらえればいいが、もしダチョウ倶楽部の持ちネタのように「どうぞ、どうぞ」となったら目も当てられない。かつての日本を代表する「歌姫」の迷走は今後も続きそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)