また、番組の中では得意だという料理にちなんで、彼氏の胃袋をつかむという設定で『しゃべくり』恒例の即興コントが行われたが、きっちりとバラエティに対応した有村。徳井義実(39)を彼氏に見立てたコントでは徳井の関西弁に口調を合わせ、有田と上田を相手にした際には、有田から求婚されるという予想外の展開にも動じず、上田に向かって「お父さんみたいな人がいい」と言うなど、キッチリとオチをつけていた。こうしたアドリブに強い点は、自分の世界を突っ走る能年とはまったく別の魅力といえるだろう。
そして、そんなバラエティ能力の高さが買われたのか、12日の深夜からは、『アリさん』(フジテレビ系)というバラエティ番組のMCを担当する有村。しかも、共演するのは同じ“アリさん”である有田と有吉弘行だ。有田と有吉といえば、今のテレビバラエティを牽引するといっても過言ではない2人だけに、そんな彼らに挟まれて有村がどんな姿を見せるのか楽しみである。
それにしても、これほど有村のことを好きだと公言しながら、ついには共演者という立場をつかむ有田の力はすさまじい。近いうち、ローラに続いて、有田のマンションから出てくる有村の姿でも激写されるかもしれない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)