8月にミニアルバム「Move」でデビュー予定の韓国のガールズグループ「4L」(Four Ladiesの略)。先日、デビュー曲「MOVE」のMVの一部が公開され、韓国国内で話題を呼んでいる。
それもそのはずで、内容は下着に近い姿で床に這いつくばって腰を上下に振ったり、両脚を開いて腕を股に挟んで締めつけたり…。性的な行為をエアで行っているかのような振付けのオンパレードなのだ。
韓国のネット上の反応を見ると、「露骨すぎる!」「デビューティザーなのに下着グラビア?」など、その過激すぎる表現に眉をひそめる声が上がっている。
第2弾として公開された別バージョンのティザー動画でも、メンバー同士が相手の服を脱がせながらキスをし、スカートの裾に手を入れ、お尻をわし掴みにするなど、濃厚なカラミが映し出されている。これについては「4Lって4人のレズビアンのこと?」と苦笑するような声も見受けられた。
これらのティザー動画には、いずれも韓国の放送局から「19禁」(青少年観覧不可)判定が下っている。そのため、テレビやケーブルテレビなどでは放送が自粛されるものの、実際には韓国国内でもネットを検索すればすぐに閲覧することができる。
韓国といえば、日本よりも性的な表現には厳しい儒教の国だ。にもかかわらず、アイドルのMVの過激さが年々エスカレートしていることが問題となっている。
男性歌手、パク・ジェボムが昨年リリースした「WELCOME」は、MVの大胆なベッドシーンや「布団をかけずにしよう」「(部屋の)灯りもつけないで」「君の体が見たいから」といった歌詞により19禁と判定された。また、ガールズグループ「STELLAR(ステラ)」も、今年の春にリリースされたシングル「MARIONETTE」で、薄いタイツの上にハイレグ・レオタード姿で腰をくねらせる姿を披露し、同判定を受けている。