整形の若年化も進んでおり、近年は「高校卒業の記念に鼻とまぶたの整形を子どもにプレゼントする親もいる」との報告もある。整形は女性だけの問題ではなく、ソウル在住の15~19歳の男子を対象にした昨年の調査では、約半数が「整形手術を受けてみたい」と回答している。韓国は学歴社会として知られているが、それと同じくらい「美」がステータスとして重要視されているため、このような状況になっているようだ。
一方、日本の人口比での整形率は2010年の調べでは世界8位。決して低くはなく、整形ブームは日本にも着々と根付いている。
「韓国の整形技術は世界最先端。そのため日本から整形ツアーに出かける女性も多い。二重まぶた手術などの『プチ整形』であれば、国内でも多数の女性が受けています。また、日本の芸能人が韓国旅行した直後に顔立ちが変わっていると騒がれることもありますが、やはり日本でやるよりも安心感があるのでしょう。しかし、韓国で手術すると韓国タレントと同じような顔立ちになり、逆に分かりやすいんですけどね。元AKB48のIは整形だともっぱらですが、韓国人俳優のチャン・グンソクとアゴの形が酷似しているため、やはり韓国で手術したのではないかとウワサされています」(前同)
数年前には、整形クリニックの院長の息子がTwitterで「河西智美、俺の父さんの患者さんらしい笑」などと書き込み、炎上騒動になったこともあった。事の真偽は別にしても、国内ではどこかしらから情報が漏れる危険性があるため、芸能人も韓国で整形を受けるパターンが増加しているようだ。
美に執着する気持ちは理解できるが、金太郎飴のように画一的になってしまってはつまらない。それぞれの個性に合わせた美を追求してほしい気もするが…。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)