【ネットナンパ】事後の一服はミントのフレーバーがした

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Ilustrate by ながおか

 いつものように筆者愛用の出会える系サイトを巡っていたのだが、その日はどうにもピンと来る書き込みに遭遇しなかった。そんな時は趣向を変えて、ある方法をとることにしている筆者であった。

 その方法とは、ズバリ「新人」ちゃん狙い! 筆者愛用サイトの一つである【イククル】にはニューフェイス検索という機能があるのだ。

 地域を選択してニューフェイス検索を行うと、ここ最近の間に【イククル】に登録したばかりの女性の一覧が表示されるのである。

 そこには名前と年齢と住んでいる地域と50文字前後の自己紹介文が添えられている。もちろんこれらの検索機能は完全に無料で使うことができるのだ!

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 本当はこんな便利でお得な方法はあまり公にしたくなかったが、このコラムをご覧になってくれる読者諸兄に対してケチな真似はできないので紹介させていただくことにしているのである。

 このニューフェイス検索機能で表示されている女性はまだ実際に掲示板で募集を行っていないケースが多いのだ。つまり、サイトに登録したもののどうやって募集したりすればいいのかわかっていないウブなコが多いというワケ。

 そんな女性に優しく紳士的にメールを送るというのが筆者トコショーのとっておきの方法なのである。

 ただし、大人の割り切り交際を前提とした相手を募集している女性ばかりとは限らない。それゆえ打率は下がってしまうものの、スれていなかったり、出会える系処女の娘をパクっとできる事も珍しくない。

 そう三振の可能性も高いが、ホームランの可能性も高いという元ヤクルトスワローズのブンブン丸こと池山隆寛のような攻略方法なのである。

 
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♀シズカ(若葉マーク) 
 
34歳
新宿区
★自由コメント:楽しく会えるのが一番ですよね 趣味:日本酒、ネイルアート 望む相手:私をお姫様扱いしてくれる人 マイブーム:…
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 そんなワケでさっそく遭遇したのがご覧の書き込みだ。34歳で日本酒が好きだというシズカちゃん。34歳というと年寄りの婆扱いする向きがあるかもしれないが、今年46歳となる筆者トコショーからしてみたら小便臭さの抜けたばかりの若い娘さんでしかない。

 さっそく彼女の詳細プロフィールを確認する。やはり登録したばかりであろうか、まだ掲示板で募集を行っていないようである。

 こんなチャンスで手をこまねくような筆者ではない。さっそくサラサラっとファーストメールを書きあげ、ポチっと送信。

 
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こんにちは、シズカさん。
新宿のデザイン事務所でWEBデザイナーをしているショーイチ、36歳です。 
 
サイトに接続して、たまたまシズカさんのプロフを拝見しました。 
 
私も日本酒が好きでよく一人で飲んだりしてます。
シズカさんとなら楽しく気持ち良くお会いできそうだなと思いメールしてます。 
 
平日の夜でも祭日の夜でも、たいていヒマしてますので近いうちに楽しい時間を過ごしたいです。
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 上記のメールを送信してから約1時間後、シズカちゃんから返信が届いたのである。

 
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はじめましてショーイチさん。
サイトに登録したばかりですが、さっそくメールもらえて驚いています。 
 
とても優しそうな方ですね、ショーイチさんて。 
 
私も楽しく気持ち良くお会いしたくなりました(笑顔) 
 
大人のお付き合いで弾けさせてくれますか?(汗)
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カーっ、カッ、カッ、かーっww
 
 
 
 
 初代水戸黄門役の東野英治郎氏ばりに高らかな笑い声をあげて勝ち誇るトコショー。
 
 
 
 
そう、この瞬間なのである!!
 
 
 
 
 筆者の垂らした釣りざおに獲物が喰いついてくれた瞬間! 毎度のことながら脳内で思わず射精してしまうほどの快感なのだ!!

 そこからスグに話がまとまり、その日の夜に新宿で待ち合わせすることになったのである。

 待ち合わせ場所に先着した筆者は、いつものように周りの不美人やおデブちゃんの容姿を脳裏に焼き付ける作業に没頭する。今回はシズカちゃんの容姿が不明だったので、どんな不細工が来ようともめげないような精神状態を整えておく必要があったのだ。

 そして約束の時間から遅れること2分ほどでシズカちゃんがやってきた!

 少しタレ目で離れ気味の目、ややもすると眠そうに見えるパッチリ二重、そしてほんの少々出っ歯な口元。

 芸能人で例えるのは非常に難しい。あえて例えるなら、1970年代に放映されていたテレビアニメ『ドン・チャック物語』のヒロインのララちゃんといった具合のビーバー顔だ。

 幼少の頃、ララちゃんに性的興奮を覚えていた筆者にしてみれば余裕で当たりの部類である!!

 
「こんばんは、シズカちゃんだよね?」 
 
「あ、はい」 
 
「良かったぁ。あ、約束していたショーイチです! 今日はよろしくね」 
 
「こちらこそ」 
 
「あ、俺、こんな感じだけど大丈夫かな?」 
 
「もちろんですよ。私もこんな感じですけど平気ですか?」 
 
「モチのロンだよ!」

 
 
 
 
一瞬凍りつくシズカちゃん。
 
 
 
 
 またヤッチまった。「モチのロン」だなんてオヤジ言葉がついついクチをついてしまうトコショー。

 流石に初対面の女性の前で「そうはイカのおチョンチョン」といった下品系のオヤジギャグを発したことはないものの、「ナウい」だの「バッチグー」だのといった言葉は日常生活で普通に使ってしまうのである。

 冷や汗をかきながらなんとか取り繕うトコショー。

 
「ご、ごめん、ごめん。もっちろん大丈夫に決まってるよ!」 
 
「フフフ、私ももちろん大丈夫ですよ」

 
 ニコっと微笑んで応じてくれるシズカちゃんなのであった。

 彼女のそんな笑顔を見て、その日の勝利を確信したトコショー。こういう笑顔をする女性とのエッチで後悔したことは一度もないからだ。

 ノリノリで楽しく会話しながらホテルに到着。

 いつもならサッサと女性にシャワーを浴びてもらうところだが、この日のトコショーは焦らされたい気分だった。そこで、冷蔵庫の中から飲み物を取り出しソファーに座りながらしばらくおしゃべりすることに。

 

「シズカちゃん、日本酒が好きって書いてたけどよく飲んだりするの?」 
 
「最近は食前酒って感じで夕食の前におちょこ1杯を飲むくらいですね」 
 
「えっ? ってことは毎日飲んでるの?」 
 
「まぁ、そうですね」 
 
「酔っぱらったりはしないの?」 
 
「1杯くらいじゃ酔ったりしないですよぉ」 
 
「そうなんだぁ、羨ましいなぁ」 
 
「ショーイチさんは飲むとどうなるんですか?」 
 
「俺はね、スグに眠くなっちゃうんだ」 
 
「へぇ、子供みたいですね」 
 
「うん、性欲よりも眠気が勝っちゃうからエッチの前にはお酒飲めないんだ」 
 
「へぇ。でも軽くお酒はいった状態でのエッチもいいですよ」 
 
「あ、もしかして飲むと淫乱になったりとか?」 
 
「うーん、そうですねぇ、ちょっとだけ大胆になったりしますね」 
 
「え! 大胆ってどんな感じ?」 
 
「えぇっ、それは言えません!」 
 
「そこまで言っておいてそりゃないよ! 少しだけでもいいから教えて、ね?」 
 
「うーん、例えば私が上になったり」 
 
「うん、うん」 
 
「すっごい勢いで動いて、男の人をイジメたりとか……」 
 
「あ! そ、それ、イイ!! シズカちゃんにイジメられたいかも」 
 
「ふふふ、でも明日も仕事だから今日はお酒無しでしましょ」 
 
「じゃ、今度は金曜の夜とかにお酒飲んでからしたいな」 
 
「あれ? でもショーイチさんは眠くなるんでしょ?」 
 
「うん。だからシズカちゃんだけ飲んでよ。俺はウーロン茶にするからさ」 
 
「えぇ! せっかく一緒にいるのに一人だけ飲むなんてツマンナイ!」 
 
「じゃ、じゃあ俺も少しだけ付き合うからさ、ね?」

 
 もうエッチの前からノリノリで次のデートの約束を交わす二人。ここでフと疑問に思ったトコショー。それなりに可愛いし、社交的だし、愛嬌もあるシズカちゃん。いまどきは34歳で独身なんて珍しくもなんともないが、彼氏とかはいないのだろうか?

 興味津津となりその辺を聞きたくなったが、もしかしたら触れられたくない話題かもしれない。

 そこで遠回りに探ることにした。

 

「ところで、シズカちゃんはああいうサイトよく使ってるの?」 
 
「え?」 
 
「ほら、あの【イククル】みたいな出会い系ってヤツ」 
 
「いえ、昨日初めて登録したばかりですよ」 
 
「あ、そうなんだ。ってことは初対面の男の人とエッチするのは初めてなの?」 
 
「うーん、何度かありますね」 
 
「え? ナンパとか?」 
 
「まぁ、その辺は想像にお任せします」 
 
「うーん、気になるなぁ」 
 
「フフ」 
 
「じゃ、今日はどれくらいぶりのエッチになるのかな?」 
 
「うーん、2カ月ぶりくらいかな?」 
 
「それは彼氏と?」 
 
「その辺も、内緒です」 
 
「えぇっ、気になるよぉぉ」 
 
「じゃその話は次にお酒でも飲みながらにしましょ」 
 
「う、うん」

 
 彼女の方が上手だった。言いくるめられた格好だが、密室の中で初対面の男女がこうした話をするのもなかなかに楽しいもんである。

 その後別々にシャワーを浴びて、いよいよエッチのはじまり!!

 薄暗い部屋のベッドの中央に胡坐をかくトコショー。自分の太ももを指さしながら「ここに座って」とシズカちゃんを導く。

 恥ずかしそうにしながらバスローブを着たまま筆者の指示に従うシズカちゃん。
 
 
 
 
ムッチュうゥ、チュッパじゅぷんぐちゅ
 
 
 
 
 濃厚なキスをしかけるトコショー。それを素直に受け入れてくれるシズカちゃん。体勢的に彼女のほうが上だったので、シズカちゃんの唾液がダクダクと筆者の口内に流れてくる。
 
 
 
 
嗚呼、おいちぃ!
 
 
 
 
 かすかにミントの香りが漂う唾液をゴクゴクと飲み干すトコショー。と、同時に手を動かして彼女の着ていたバスローブを脱がしていく。
 
 
 
 
タルルン!
 
 
 
 
 やはり年齢のせいだろうか、若干弛んだ感じのDカップほどのバストだ。だが、それもまたイイっ! パンパンに乳房が張ってツンと上向き乳首の若いパイオツも好きだが、こうした熟しかけているオッパイも大好物なのである!!
 
 
 
 
チュッパジュルレロじゅうルねるロォン
 
 
 
 
 右の乳首と左の乳首、不公平のないよう対等に慈しむ。そして頃合いを見計らって、ソっとヴァギナに指を差し出す。
 
 
 
 
ピちュっ
 
 
 
 
 軽く指先で触れた途端に、イヤラシイ音が室内に響き渡る。すでにお湿りは十分だ。柔らかくてビチョビチョのヴァギナを優しく指でなぞりながら、クリちゃんをコネコネする。
 
 
 
 
「あ、ンーんー」
 
 
 
 
 苦しいのか気持ちいいのか、よくわからないアエギ声で応じるシズカちゃん。いつの間にか腰を浮かして、筆者の指の動きに合わせて腰を小刻みに動かし始めていた。

 もうすでに筆者のジュニアはガッキンガッキン!! そんな愚息を握り、亀頭部分をクリちゃんに押しあてて上下左右に刺激する。

 ちょっとした動きでヌルンっと入ってしまいそうな体勢である。その綱渡り感がたまらない!!

 

嗚呼、このまま生で入れたい!!

いや、避妊する約束だからゴムをつけなきゃダメだ!

でも、事故を装いヌルンって入れたら許してくれるかも?

否!

そんなことして嫌われたら二度目のデートが無くなるぞ!

んなこと言ったって、シズカちゃんも今すぐにでも欲しがってるっぽいよ!

 

 愚息を押しあてながら脳内で押し問答するトコショー。

 しかし、こんな状態で生挿入しようものなら発射の寸前で引き抜いて外に発射するなんて芸当はとてもじゃないができそうにない。十中八九中出ししてしまうことだろう。

 流石にそれはまずいべ、とギリギリの所で踏みとどまる筆者なのであった。

 そんなワケで葛藤の末に、ゴムを装着することに。太ももの上にシズカちゃんを乗せたままベッド上を移動し、枕元に用意しておいたコンドームに手を伸ばす。

 そしてオッパイをチューレロしながら、スルスルっとゴムを装着!

 

「じゃ、この体勢で入れちゃうね」

 

 ちゃんとゴムを装着したことをアピールするために、愚息を指さしてシズカちゃんに見せつける。そして、少しだけ腰を浮かしたシズカちゃんと阿吽の呼吸を取りながら無事に合体成功!!

 その途端、シズカちゃんが上からキスをしかけてきたのである。

 大喜びでキスに応じ、彼女の甘い唾液を味わうトコショー。

 まさにウットリしながら腰をゆっくり沈めたり突き出したりとピストンを楽しんでいると、シズカちゃんが突然腰を激しく上下に動かしてきたのである。

 
「ちょ、ちょっ、ちょっど、まっで!」

 
 キスをされながら彼女を制止しようとする筆者。だが、シズカちゃんは筆者の後頭部をワシ掴みにして離してくれない。

 ますます加速するシズカちゃんの腰の運動。

 
「ぞ、ぞんだに、ざれだら、でじゃうぼ」
 
 
 
 
グッチュンニョじゅヌン 
 
じゅっぷぐっちゅヌッチャ

 
 
 
 
 筆者の懇願を無視し、泣き出しそうな筆者をあざけるようにして腰をますます加速させるシズカちゃん。

 
「だ、だべ! で、でじゃうぅぅぅぅ」
 
 
 
 
ふぅ。
 
 
 
 
 精神的ドMのトコショーにとって最高の発射であった。

 発射後も腰の動きを止めないシズカちゃん。ようやくキスを止めてくれたので、今度はちゃんとしゃべることができた。

 
「シ、シズカちゃん。すっげぇ気持ちいいんだけど、それ以上動かれたらゴムが外れちゃうよ」 
 
「えぇ、もう少し動いてたいよ」 
 
「でも、中でこぼれたら大変でしょ?」 
 
「じゃ、この辺にしとくね」

 
 やっと解放されたトコショー。ゴムの後処理をしながら、シズカちゃんに語りかける。

 
「結局、お酒飲んでないのに俺がイジメられちゃったね」 
 
「そうですね。途中から楽しくなっちゃって止まんなかったです」 
 
「ありがとう。すっげぇ気持ち良かったよ」 
 
「良かった! 私もすっごく満足できましたよ」 
 
「ちなみに、お酒飲んだ後だともっと激しいのかな?」 
 
「はい、もっとたくさんイジメちゃうと思います」 
 
「ウワっ! そりゃ楽しみぃ!! 待ち遠しいなぁ」

 
 こうして互いの連絡先を交換し、二度目のデートを約束する二人。

 その後、駅の付近まで彼女を送って行きサヨウナラ。

 一人になった筆者は砕けそうになっている腰に喝を入れて喫煙所に向かった。

 

プハーっ!

 

 シズカちゃんの唾液の残り香のせいだろうか? 普通のメビウス10ミリの煙草が少しだけメンソール入りのように感じたのだった。

(文=所沢ショーイチ)

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