「まあ、愚痴というか、そういうのがポロっと漏れることはありますよね。たとえばドラマの撮影などで、ちょっとした濡れ場やキスシーンがあって、その相手役が苦手なタイプだと『超イヤなんだけど~』とか『ホント無理』なんて言っていますよ(笑)。私がミーハーなものですから、米倉さんが格好いい俳優さんと共演したりすると、どんな人なのかって聞いちゃうんですよね。たいていは『いい人だったよ~』って言ってくるんですが、中には『超臭かった!』って、その俳優さんの親父臭に耐えられないなんて言うこともありますね。もちろん名前は出せませんが、とにかく正直な感想を言ってくれるから楽しいですよ」(前出)
画面からも、かなりSっ気の強そうな印象のある米倉だが、プライベートでは、さらにその過激さは増すようだ。そんな素直なところが、飾らない魅力としてテレビから伝わり、高い人気を支えているのだろう。テレビ朝日とテレビ東京が、米倉ドラマを巡って激しい争いを繰り広げているというが、視聴者としては、もっと過激だという素の米倉をテレビで見たいものである。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)