面白いのが計算外!? ロンハーで映画監督ドッキリにかかった狩野の作品が意外とイケると評判に


 また、狩野は今回のドッキリ放送後にブログを更新しており、その中で映画の裏設定について告白している。作中での登場人物の役名をすべて宮城県の土地の名前にしたり、出てくる食事のメニューをすべて宮城の郷土料理にしたりと、「愛する地元『宮城県』に統一する!という事」を決めていたという。それは、東日本大震災の被災地である宮城の人々へ向けて、「目標を持って頑張れば、夢は絶対叶うんだ! だから、絶対諦めちゃいけない!!という事を今、一生懸命頑張っている宮城県の方達がこの映画を見て気づいてくれたらいいな」との思いからだったと綴っている。

 そんな狩野の純粋な思いが詰まった作品に、ネットユーザーたちも胸を打たれたようで、今回のドッキリ企画に対して「少しかわいそうだった」「狩野の笑顔が眩しい」「次は本当の映画を撮ってほしい」といったコメントが寄せられている。彼の人柄や一生懸命な姿は、多くの人々の心に届いたようだ。どんなに自惚れた発言をしても嫌われることなく、その常に前向きな姿勢で好感度を上げる狩野。映画の評価は別にしても、彼のそうした才能は芸能界でも稀有なものに違いない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
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