「同ドラマは、フジテレビの開局55周年記念作品の名に恥じないよう、主演クラスの役者をズラッと揃え、同局の人気シリーズ『北の国から』の演出家である杉田成道氏が演出を担当、森山直太朗が主題歌を歌うなど局側の意気込みが見えます。しかし、30分拡大で放送された初回の視聴率は12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)ですから、思ったほど伸びなかったというのが正直なところでしょう。不倫や妊娠など、初回から重いテーマが展開、役者たちも長ゼリフが多く、かなりヘビーな内容であることは間違いありません。また、自身や家族の問題で取り乱した妻夫木が、観戦していたプロレスのリングにいきなり乱入するなど、突拍子もない展開に『さすがにありえない』という声も。そんな中、橋本のセーラー服姿と思わぬ“ベッドシーン”に歓喜の声が上がっています。現在公開中の映画『渇き。』でバイオレンスなシーンも含めて好演している橋本ですが、これまであまりエロ要素はなかったため、意外性も含めて大盛り上がりしています。もともと、ミステリアスな雰囲気が魅力的な橋本だけに、女子高生ながら思わせぶりで男を翻弄するような役がピッタリハマっています」(芸能ライター)
昭和ドラマのリメイク版とあって、全体的に古臭い演出も目につく同ドラマ。視聴者からは「これ、本当の若者は見ないだろ」「ひとつ屋根の下っぽい」という意見のほか「妻夫木のべらんめえ調がいい」「満島ひかりはやっぱりうまいな」など、出演者の熱演を評価する声もある。今後、橋本がどういった形で登場するかわからないが、同ドラマをこれからもおおいに盛り上げてほしいものだ。
(文=津本ひろとし)