女優の瀧本美織が11月から東京・新国立劇場で行われる『ブエノスアイレス午前零時』で舞台初出演することが明らかになった。同舞台は、作家・藤沢周の芥川賞受賞作が原作となっており、V6・森田剛が主演、『GO』『世界の中心で、愛をさけぶ』などの作品で知られる映画監督の行定勲が演出を務める。
日本のホテルと、アルゼンチン・ブエノスアイレスの酒場が交錯しながら、男女の再生を描く同作品。森田が主人公の青年カザマを、そのカザマが出会う老女ミツコを原田美枝子が演じ、瀧本の役どころはミツコが「マリア」という名前で娼婦をしていた若かりし頃。多くの男性を魅了する恋多き女性で、劇中では歌やタンゴのシーンも予定されているという。
初舞台を前に、瀧本は「みなさんが、自分に持たれているイメージにはないような女性像になりそうです。いろんな男性を翻弄する魅力を、体の内から出せるようにがんばりたい」と意気込みを語っている。
「2010年、映画『彼岸島』のオーディションでヒロインに抜擢されて女優デビューを果たした瀧本は、同年のNHK朝の連続テレビ小説『てっぱん』の主役に起用されるなど、一気にキャリアを重ねました。その後ドラマ『GTO』(フジテレビ系)や『ソニー損保』のCMなどで知名度を上げましたが、どちらかといえば明るく清純なイメージの役柄が多かった。今回、セクシーな役どころに初挑戦となりますが、透明感のあるルックスは申し分ないだけに、どんな娼婦姿を見せてくれるのか楽しみですね。また、主演の森田は近年舞台での活動が多く、坊主頭で挑んだ『金閣寺』はニューヨークでも上演され、その演技力が絶賛されています。森田に触発されるように瀧本のエロスが開花するかもしれませんね」(芸能ライター)
7月には、深田恭子主演の『キャビンアテンダント』(仮/フジテレビ系)と三浦春馬主演の『殺人偏差値70』(日本テレビ系)という2本のスペシャルドラマへの出演が決まっている瀧本。現在、柴咲コウや北川景子らと同じ「スターダストプロモーション」の芸能3部に所属しており、事務所にとっても期待の若手女優といったところだろう。